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VALORANTにおすすめの中古ゲーミングPC【2025年】推奨スペックも検証しています

VALORANTの推奨PCスペックを解説していきます。FPSで国内人気の高いVALORANTは、要求スペックはそれほど高くありません。もちろん対人ゲームなのでスペックが高ければそれだけ有利に戦いを進められます。スペックが高ければ勝てるというわけではありませんが、勝率を高められるはずです。理想とする環境に合わせた性能選びをしていきましょう。

VALORANTにおすすめの中古ゲーミングPC

CPUはCore i7-8700やCore i5-10400F以上を基準に考えるとよいでしょう。予算的には5万円台から購入できます。下の3つのモデルはCPU性能が高くVALORANTに適しています。

VALORANTの推奨PCスペック

動作環境

最低スペック / 30fps 推奨スペック / 60fps ハイエンドスペック / 144fps以上
OS Windows 10/11 Windows 10/11 Windows 10/11
CPU Intel Core 2 Duo E8400 Intel i3-4150 Intel i5-9400F
グラフィックボード Intel HD 4000 Geforce GT 730 GTX 1050 Ti
メモリ 8GB 16GB 16GB

VALORANTは要求スペックが低いタイトルとなっています。FPSというジャンルでは、フレームレートが重要でグラフィックや鮮やかなエフェクトよりも、操作性やゲーム性が重視されています。ゲームジャンルに合った要求スペックだと言えます。一方で、ストーリーモードやキャンペーンモードのあるFPSでは、グラフィックにこだわって負荷が高くなる傾向にあります。VALORANTのような対戦モードがメインのFPSは、そのほとんどで要求スペックが低めに設定されています。

FPSではフレームレートを高くし、高いリフレッシュレートに対応したモニターを使用するのが一般的です。少しですが有利になるので勝敗を争うFPSでは重要なものと捉えられています。そのため、推奨スペックに合わせ過ぎると高いフレームレートを維持できず好ましくありません。フレームレートは性能に余裕があるほど高くなる傾向にあります。これは要求スペックを比べてもわかると思います。最低スペックは30fps、推奨スペックは60fps、ハイエンドスペックは144fpsを想定しています。

たとえ144fpsでプレイしたいとしても、ハイエンドスペックと同じ性能を選んでも実現は困難です。 概ね144fpsという程度にしかならず、144fpsで完全に安定させるには160fpsは出ていなければなりません。フレームレートは毎秒上下します。MAX144fpsでは、143fpsに下がることもあれば、130fpsにまで下がる可能性があります。フレームレートにも余裕を持たせたいです。要求スペックに合わせれば、中古ゲーミングPCでも選択しやすい性能です。

GeForce GTX 1050 Tiで144fpsとなっているので、最低限GeForce GTX 1050 Ti搭載のゲーミングPCを選びましょう。ただ、余裕を持たせるという意味でおすすめなのはGeForce GTX 1060 3GB以上のグラフィックボードです。 いかに負荷の軽いゲームでも、アップデートで僅かながら負荷は高まります。マップ毎にかかる負荷が変わります。最低限の性能に合わせると、マップによっては快適に感じられなくなります。必要な性能に対してぎりぎりの性能を選択するのはなるべく避けましょう。

要求スペックを見るとCPUの性能はそれほど重要ではないように見えます。しかし、CPUの性能はフレームレートに影響を与えます。グラフィックボードよりもCPUの性能に気を配る方が安定したゲームプレイができるでしょう。推奨スペックではCore i3-4150と比較的性能の低いCPUですが、ハイエンドスペックではCore i5-9400Fと高めに設定されています。

これだけ見ても、高いフレームレートを実現するためにはCPUの性能も重要であることがわかります。フレームレートを気にせず遊ぶだけならCPUは重要ではありません。VALORANTを本気でプレイするなら妥協しない方がよい部分です。CPUを重視しつつ、グラフィックボードの性能に余裕を持たせる。これがVALORANTのためのゲーミングPC選びのコツです。

狙い目となる中古ゲーミングPCのスペック

最低限 理想
CPU Core i5-9400以上
Core i7-8700以上
Core i5-10400以上
グラフィックボード GTX 670
GTX 760
GTX 950
GTX 1050
GTX 780 Ti
GTX 970
GTX 1060 3GB
GTX 1660以上

VALORANTのゲーミングPCを探している方は、本格的な対戦型のFPSをプレイしたいと考えていると思います。VALORANTは最低でも60fpsで考えるべきゲームで、理想は144fps以上です。プロなどは240fpsや360fps以上の環境でプレイしていますが、それを実現するにはコストが高くなります。ここでは144fpsを上限に考えたスペックを理想と設定しています。

流通している数からして、おすすめなのはCore i5-10400とGeForce GTX 1060 3GBでしょうか。この組み合わせが理想的な144fps環境と言えます。少し妥協してCore i5-9400FとGeForce GTX 780/970のような組み合わせでも十分です。GeForce GTX 780 Tiは市場での数が少なく、価格も高めなので選びにくいです。GeForce GTX 780 Tiは古いグラフィックボードなので、消費電力が高く搭載する電源の容量も大きくなります。

グラフィックボードそのものよりも、搭載するパーツのコストから高くなりやすいです。当時はハイエンドクラスだったことからも、あまりおすすめはできません。GeForce GTX 1060 3GBのように当時ミドルクラスだったグラフィックボードを選ぶ方がよいでしょう。GeForce GTX 1660も優秀なグラフィックボードですが、世代が新しいことと数が少ないことで価格は高くなります。

グラフィックボードは価格との兼ね合いも考慮してGeForce GTX 1060 3GBを基準に選びましょう。CPUは様々な選択肢があります。Core i5-10400やCore i5-9400だけでなく、近い性能を持つCore i5-9600KやCore i7-8700なども候補に入ります。AMD製CPUではRyzen 5 3500XやRyzen 5 2600も近い性能を持っています。

グラフィックボードよりも選択の幅が広いので、まずはグラフィックボードから決めた方がよさそうです。 VALORANTは60fpsでは物足りなくなるときが必ず訪れます。プレイするゲームが決まっているなら、なるべくベストな環境に合わせた性能を選択しましょう。要求スペックが低いからと合わせ過ぎず、性能に余裕を持った性能を選び、快適にVALORANTをプレイできるようにしましょう。

VALORANTとは

常識を覆した人気上昇中のFPS

VALORANTはCounter-Strike: Global Offensive(現Counter-Strike 2、以下CS2)一強とも言えたFPSに参入した新しい部類のオンラインゲームです。人気のFPSはCS2のように、同条件のプレイヤーと戦闘するスタイルが人気でした。しかし、VALORANTはそういった方式から外れ、個性豊かなスキルを持つキャラクターを選択する形を採用しました。

当初は否定的な意見も多くでましたが、CS2のプロプレイヤーがVALORANTへ移行したり、国内人気ではCS2を上回ったりと徐々に人気を高めていきました。とくに、キャラクター毎に用意されたスキルは高く評価されています。CS2をはじめ、多くのFPSでは投擲武器は全員が所持できたため、すべてのプレイヤーがすべての役割を担います。

VALORANTはスモーク系のスキルやフラッシュ系のスキルは所持しているキャラクターが決まっています。つまり、それぞれのキャラクターに役割が存在しています。これにより、各々の役割がわかりやすく、意外と初心者の方でも遊びやすいゲームシステムと言えます。強力なスキルやサポートスキルは使用できるキャラクターが固定されているということは、各々のスキルが重要な意味を持ちます。

失敗してしまうとカバーしにくいので、責任が重大になりがちです。すべての役割をこなせるFPSでは、失敗を他のプレイヤーがカバーできます。遊びやすい反面、戦況は自分にかかっているというプレッシャーは大きいように感じます。これまでのFPSにはありそうでなかった要素で、Apex Legendsのように個性豊かなキャラクターを扱えるのは時代に沿ったやり方だったのかもしれません。

当然同じチームに同じキャラクターは1人しか選択できません。5人1チームのVALORANTでは最低5キャラは扱えなければならず、CS2などの対戦ゲームよりも練度が必要です。FPSというジャンルに新しい風を吹き込む存在となるVALORANTは、FPSの常識だった同条件の平等という型を破りました。従来のFPSに慣れ親しんだ方にとっては抵抗があるかもしれません。ただ、国内人気の高さから見ても、これがFPSのスタンダードとなる日は遠くありません。

リアル系FPSはCS2で完成しています。これからの時代はVALORANTを中心に新時代のFPSが始まっていくでしょう。CS2のような濃密な戦闘、テンポのよい局地戦、カジュアルな遊びやすさを併せ持っています。ライト層からヘビー層まで幅広いゲーマーを虜にするVALORANTは、これからFPSを始める方にはプレイしやすいゲームだと思います。

戦略の幅が広い

VALORANTの特徴は様々なキャラクターによる個性的なスキルにあります。20人を超えるキャラクターには、それぞれのスキルがあり、敵陣を突破するのに適したものからサポートに徹したものまであります。チーム内にいるキャラクターの組み合わせにより、取れる戦い方は変わってきます。

フラッシュ・スモーク系のスキルで視界を防ぐというオーソドックスなものから、突破系でゴリ押す作戦まであります。投擲武器が固定のCS2では、細かな戦い方に差異はあっても、大まかに見れば大体取れる作戦は限られます。その点、キャラクターの特性を活かすVALORANTでは毎回違った戦い方になり、単調にならないのが面白いところです。

同時に、敵チームに知らないキャラクターがいると対応できなくなります。戦い方を学ぶ上で、すべてのキャラクターの特徴やスキルを覚えなければ到底太刀打ちできません。覚えることが多いということは、それだけVALORANTの知識が必要になるということです。ゲームをざっくり楽しむなら遊びやすいゲームですが、勝利を目指すとなると途端に難易度が跳ね上がります。

戦略の幅が広いというのは素晴らしいポイントであると同時に、始めたてでは熟練プレイヤーについていけないことを表しています。教えてくれるフレンドがいれば学んでいけます。しかし、ソロで始めるとなかなかの試練となるでしょう。ただ、FPSは同じ条件下でもチームのカラーが出やすいものです。

そこにキャラクターの特性まで加わると、どういう攻め方をしてくるのか、どう守ってくるのかというわくわく感のようなものがあります。また、どうしても対応されてしまう場合、別の手段を考えてやり方を変えられるのも優れたポイントですね。 柔軟に様々な攻め方・守り方を取れるので、苦戦を強いられても諦めずに戦いを続けられます。格上相手でも一方的な展開になりにくいようにも感じます。単純な撃ち合い以外のところで勝負ができる。

それもVALORANTの魅力と言えるでしょう。もちろん、AIM勝負や立ち回り勝負も重要で、FPSに求められる要素はすべて詰まっています。敵を倒す手段にスキルが加わることで、よりスピーディーな試合展開にもなります。 試合をどうコントロールしていくかのアプローチから始まり、どういった攻めと守りをしていくか。相手チームのキャラクターから判断していきます。そういった試合展開の読み合いもまたVALORANTの醍醐味と言えるでしょう。

国内人気No.1のFPS

VALORANTはFPSというジャンルで世界2位のプレイヤー数とされています。1位はCS2で圧倒的なプレイヤー数です。しかし、国内人気で見るとCS2よりもVALORANTの方が多いように感じます。それはCS2をプレイしていても日本人プレイヤーに遭遇することは稀なのに対し、VALORANTでは日本人プレイヤーばかり遭遇するからです。野良試合をしても、自チームも敵チームも全員日本人ということはよくあります。

日本人同士がチームになる確率が高いと、コミュニケーションが取りやすく試合の進行が楽になります。CS2ではほとんどが外国の方で、言語の壁から連携も取りにくく、思うように試合をコントロールできません。日本人が多いというのは、それだけでプレイする理由になるほどです。 FPSというジャンルで日本のプロチームが世界大会で優勝した唯一のゲームがVALORANTです。日本人の母数が多いからこそ、抜きん出た才能を持つプレイヤーも見つかりやすくなります。

国内のプロチームが上々の成績を残すことも、VALORANTの国内人気を後押ししているように感じます。 長年PCゲームをプレイしてきた方にとって、CS2はFPSを世界に広く浸透させたゲームだと理解しているでしょう。しかし、国内に限ってはVALORANTが最も浸透させたゲームかもしれません。それだけ国内の注目を集めているということです。人気の理由に、不正行為への対応が速いことも挙げられます。多くのゲームにおいて、チートなどの不正を行っても即時BANはあまり行われません。

ツールを検知できるようなアップデートがあってから一斉BANという形がほとんどです。アップデートが行われるまで無法地帯となってしまうのがオンラインゲームという印象でした。 VALORANTでは通報があるとすぐに確認されてBANになります。FPSというジャンルで、チートや不正が蔓延しにくいゲームだと感じます。ただ、残念ながらVALORANTをプレイしていてもチートや不正行為を行うプレイヤーに遭遇することはあります。

対応が速いからといっても、いないわけではありません。 CS2などの同条件で始まるFPSと違い、個性があるのも遊びやすいところでしょう。役割がはっきりし、有利不利があるからこそ立ち回りも変わってきます。力と力のぶつかり合いだけではないところがVALORANTにプレイヤーを引き付ける魅力があると考えています。プレイヤー数は年々増えていますから、これからも伸び続けるFPSになることでしょう。

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