PS5とゲーミングPCの特徴を比較してどちらがいいのかを解説していきます。ゲーミングPCを購入する前に多くの方が悩む部分ではないかと思います。2024年9月からPS5の値上げが発表されました。これによってこの議論はさらに熱を熱を帯びそうです。もっとも価格だけを見ればPS5が優勢なことに変わりありません。どちらを購入すべきかというのはユーザー次第となります。ゲーミングPCを販売している当ショップとしてはゲーミングPCを推奨したいところですが…このページを読めばPS5を購入すべき人、ゲーミングPCを購入すべき人、あるいは両方購入すべき人がわかります。まずはPS5とゲーミングPCのどちらを購入するべきかを見ていきましょう。
PS5 or ゲーミングPCのどちらを購入するべきか
PS5を購入すべき人
- コストを抑えたい方
- 気軽にゲーム環境を作りたい方
- PS5独占タイトルに魅力を感じる方
- コンパクトなゲーム機が欲しい方
- 高解像度・高リフレッシュレートにこだわりがない方
- Mod導入を考えていない方
- ゲーム以外の用途を考えていない方
少しでもコストを抑えたいならPS5は魅力的な選択肢となります。7,8万円で購入できるのが最大の特徴です。マウスやキーボードがなくてもゲームができるので、本体さえ購入すればすぐに楽しめます。フォートナイトなど人気タイトルはマルチプラットフォームを採用していてデバイスに関係なくプレイ可能です。パワプロなどPS5でしかできないタイトルもありますね。Youtube、Netflix、Huluなどの視聴ができるのも嬉しいですね。
ゲーミングPCを購入すべき人
- ある程度予算を掛けられる方
- 高解像度・高リフレッシュレートでゲームをプレイしたい方
- ゲーミングデバイスにこだわりがある方
- Modを導入したい方
- インディーズゲームをプレイしたい方
- 動画編集などゲーム以外の用途を想定している方
ゲーミングPCの魅力は快適なゲーム環境を構築しやすい点にあります。PS5と比べるとそれなりのコストが必要となるため予算がある方向けといえます。高性能なCPUやグラフィックボードを選択すれば高解像度・高リフレッシュレートを実現できます。レースゲームでワイドモニターを活用したり、FPSで240fpsでプレイできたりとユーザーの好みに合わせて環境を構築可能です。デバイスも豊富で快適にゲームを楽しめます。パソコンならゲームだけではなく、ゲーム配信・動画編集・画像生成AIとできることは無限大です。
両方購入すべき人
- 予算に余裕がある方
- PS5及びゲーミングPCの強みに魅力を感じる方
予算に余裕があってかつ両方のメリットに魅力を感じる方なら両方購入してしまっても後悔はしないと思います。私も両方を所有していて使い分けています。
PS5とゲーミングPCを比較
*()内は通常モデルのサイズです。気になる項目についてPS5とゲーミングPCの比較表を作成しました。PS5は、ゲーミングPCより安価に購入できるのが魅力です。通常モデル・デジタルエディション共に13,000円の値上げが適用となったものの安いことに変わりありません。コストパフォーマンスも優秀です。本体とテレビさえあればすぐにゲームが楽しめます。本体もコンパクトで置き場所に悩むことはないでしょう。ゲーミングPCの優位性は、ゲーム性能・対応タイトル数(Mod)、汎用性にあります。インディースタイトルを含めて幅広いゲームをプレイしたいならゲームは魅力的な選択肢となります。Modによってどんどん拡張できます。ゲーム以外の用途にも対応できるのはゲーミングPCならではです。ゲーミングPCの電気代は性能や構成に依存します。
各項目を解説
PS5とゲーミングPCの特徴を項目ごとに詳しく見ていきましょう。前の項目で使用したテーブルを順に解説します。
価格
PS5はディスクドライブ搭載の通常モデルが79,980円、ディスクドライブ非搭載のデジタルエディションが72,980円となります。対してゲーミングPCは最安値でも89,980円~です。PS5と同等の性能を求めると139,980円です。PS5はかなり安く購入できることになりますね。中古ゲーミングPCなら50,000円前後から購入することができます。ゲーミングPCは中古になると価格が大きく下落するので候補に入れても良いと思います。ゲーミングPCの場合はここにゲーミングモニターやゲーミングデバイスの費用を考慮する必要があります。
コスパ
コストパフォーマンスの観点からもPS5が優勢です。コントローラー付きなのでテレビさえあれば他にデバイスを用意する必要がありません。ゲーミングPCの場合は、本体とは別にゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・マウスパッドなどを揃えなければいけません。もう一つPS5の有利な点としてリセールの高さが挙げられます。PS5なら70%以上での売却も現実的です。ゲーミングPCなら購入直後に売却してもかなり安くなる可能性が高いです。半額以下ということもあり得ます。
サイズ・重量
サイズについてはPS5が優勢です。一回りどころか三回りぐらい小さいです。本体重量も2.6kg~3.2kgとかなり軽くなっています。設置場所に気を使う必要もありません。ゲーミングPCが15.0kg前後となっているので、1/5ぐらいです。高性能なゲーミングPCになるとさらに重量が増します。
ゲーム性能
ゲーム性能は基本的にゲーミングPCの方が高いといえます。PS5のゲーム性能はゲーミングPCで言えばローエンドクラス寄りのミドルクラス相当です。家庭用コンソールとして見れば性能は高いですが、ゲーミングPCと比べるとそこまで性能が高いわけではありません。WQHDや4K環境、高リフレッシュレートでのゲームプレイを考えているならゲーミングPCがおすすめです。
対応タイトル数
対応タイトル数を見るとゲーミングPCが圧倒的です。ゲームプラットフォームであるSteamには150,000を超えるタイトルがあります。最近はマルチプラットフォームが当たり前となっていますが、それでもパソコンの方がタイトル数は豊富です。インディーズゲームも人気がありますね。新しいゲームを探し出す楽しみもあります。一方で、PS5も独占タイトルを持っていてゲーミングPCがすべてを網羅しているというわけではありません。
Mod
Modに対応しているのもゲーミングPCの強みです。ModとはModicicationの頭文字を略したもので、ゲームのカスタマイズと考えるとわかりやすいと思います。個人のユーザーが有志で様々なModを提供しています。グラフィックやUIを変更したり、シナリオを変更したりといったものがあります。ゲームの遊びの幅を広げることができます。一つのゲームを長く遊び続けることができるのは大きなメリットです。
汎用性
汎用性の高さもゲーミングPCが有利なところです。ゲームプレイだけではなく、動画視聴・動画編集・画像生成AI・画像編集など様々な用途に対応できます。趣味からお仕事まで幅広い用途に仕様可能です。PS5は動画視聴(ストリーミング)、メディア再生、動画編集に対応可能です。ゲーミングPCと比べるとできることは限られます。
電気代
電気代は性能に比例してゲーミングPCの方が高くなります。ゲームをする上で電気代まで気にする方は少ないのではないかと思いますが、一つの項目として解説します。公表消費電力の50%、電力量単価は30円/1kWhで計算します。PS5の消費電力は350Wで1時間当たりの電気代は5.25円(0.175kWh×30)となります。ゲーミングPCは550W~1200Wで、電気代は8.25円から18.0円となります。