ゲーミングPCの初期設定をわかりやすく解説していきます。初めてのゲーミングPCが手元に届いたけど、何をすればいいのか迷走中の方は必見です。当ショップで購入された方もぜひ参考にしてくださいね。もちろん、LINEやお電話でのサポートも受け付けております。
モニター・マウス・キーボードがないと初期設定ができません。まだ持っていない方は事前に用意しておきましょう。モニターはテレビでも代用可能ですが、せっかくならゲーミングモニターを用意しておく方が良いですね。デバイスがないとPC操作ができず設定が行えなくなります。ネット環境も必要です。有線でも無線でも問題ありません。
初期設定はとっつきにくそうだけど誰でもできる
なんとなく初期設定と聞くとハードルが高い作業のように思えてしまうかもしれません。PCショップによって初期設定に3,000円~5,000円程度かかるのが一般的でそれだけ難しいのではないかと思いがちです。実際はそれほど難しくなく初心者の方でも対応可能です。次の項目からわかりやすく初期設定方法をまとめていますのでぜひ参考にしてください。
開封からゲーミングPCの電源をつけるまでの流れ
まずは開封からゲーミングPCの立ち上げまでの流れを見ていきましょう。開封用にカッターかハサミがあるとスムーズです。
段ボールの破損状態を確認する
初めてゲーミングPCを購入した方だとあまりの大きさに驚いていることでしょう。開封する前に段ボールに破損がないか確認してください。大きな破損がある場合はショップに相談すると良いでしょう。念の為写真を撮っておきましょう。少しの凹みでも気にかけておくことをおすすめします。パソコン本体にダメージを与えている可能性があります。開封時にカッターを使用する場合はパソコンなどに傷がつかないように慎重に行ってください。ハサミの方が安心かもしれません。
付属品を確認する
箱を開封したら付属品を確認しましょう。保証書・納品書・仕様書・説明書(セットアップガイドetc.)などが同梱されているはずです。ショップによってはマザーボード/電源ユニットで余ったパーツやパーツの空箱が同梱されていることもあります。ゲーミングデバイスセットを購入した場合は別便で届くこともありますので、事前に注文メールを確認しておくと良いと思います。モニターやキーボードは本体が大きいので別便が一般的です。
パソコンを取り出す
ようやくパソコンを取り出す段階まで来ました。一人で取り出すのは大変なのでできれば二人での作業を推奨します。ミドルタワーやフルタワーだと一人では難しいと思います。腰を痛めてしまう可能性があります。傷を付けないように慎重に取り出してくださいね。段ボール箱と緩衝材は捨てずに保管しておきましょう。折りたたんでおけばそこまでスペースは取らないと思います。初期不良や故障時に梱包してショップに送る必要がありますので、緩衝材がないと別途用意しなければいけなくなります。数千円の出費になってしまいます。意外と段ボールや緩衝材は高いですよ。
傷や割れがないか確認する
パソコンを取り出したら傷や割れがないか確認しましょう。クリアガラスパネル採用ケースの場合は割れてしまう可能性も0ではありません。また、この時点でグラフィックボードなどのパーツが外れていないかも確認するとよいでしょう。気づいたことがあれば写真を撮っておくことを推奨します。問題がなければ保護シートを外してケーブルを接続していきます。
各ケーブルを接続する
まずは電源ケーブルを挿して主電源を入れましょう。次にマウス・キーボードなどのゲーミングデバイス、ネット接続のためのLANケーブルを挿します。無線の場合はLANケーブルは不要です。モニターのセッティングも必要です。HDMIケーブルあるいはDisplayPortなどモニターに合ったケーブルを用意しましょう。モニターケーブルはマザーボード側ではなくグラフィックボード側に取り付ける必要があります。意外と間違えてしまいがちなポイントです。マザーボード側に挿し込んでもモニターに出力はされますが、フレームレートが落ち込むまともにゲームがプレイできなくなります。
Windows 11の設定方法まとめ
パソコンが立ち上がったら次はWindows 11の設定を行います。この項目を読みながら進めていけば初めての方でも問題なく完了できます。基本的にはWindows 11の設定に当たってネット環境が必須です。
国・地域
”日本”を選択して”はい”をクリックします。
キーボードレイアウト
”Microsft IMEを選択したまま”はい”をクリックします。
キーボード追加
2つ目のキーボードレイアウトの追加は”スキップ”で進めていきます。
ネットワークに接続
基本的にはネット接続が必須となります。有線LANケーブルを接続しておきましょう。無線Wi-Fiでも問題ありません。無線に対応していればSSIDが一覧で表示されますので、該当のSSIDを選択してパスワードを入力してください。
マザーボードがWi-Fiに対応していなければUSBタイプの無線LAN子機を用意しておくとよいですね。1,000円程度で購入できます。ネットに接続するとWindowsの更新プログラムのチェックが始まります。パソコン本体が再起動を何回か繰り返すことがありますので気にせず待ちましょう。
基本的にネット接続が必要というのは抜け道があるためです。どうしてもローカルで初期設定を行いたいなら、コマンドプロンプト(「Shiftキー」+「F10」)から「BypassNRO.cmd」を実行するとローカル環境でも初期設定が行えます。マイクロソフト及びBTOメーカーが推奨している方法ではないことを理解しておきましょう。
コマンドプロンプトを起動して「.¥oobe¥BypassNRO.cmd」を入力してエンターキーを押下してください。そうするとWindows 11が再起動して始めから設定を行うことになります。また、ネット接続なしでも初期設定が行えるようになります。マイクロソフトアカウントも不要です。
ライセンス契約の同意
Windows OSのライセンス条項を確認後”同意”をクリックします。軽くでも目を通しておきましょう。変なことが記載されているわけではありません。
デバイスの名前
”今はスキップ”をクリックしてください。後から名前をつけることも可能です。デバイスの名前をつけている方はそこまで多くないかもしれません。ただし、複数台のパソコンを使っているならつけておかないとどれがどれかわからなくなります。例えば、Adobeソフトではインストールできるデバイス数が決まっているので、適宜ログアウトする必要があります。デバイス名を指定しないとどのパソコンかわからず不便です。
デバイスの設定
”個人用に設定”をクリックします。この段階でもWindowsの更新プログラムの確認が始まります。今回の確認は完了まで少し長くなります。
Microsoftアカウントサインイン
Microsfotアカウントへのサインインが必要になります。まだアカウントを所有されていない方はこのタイミングで作成しておくと良いと思います。BypassNRO.cmd」を実行した場合はMicrosoftアカウントがなくても初期設定を進められます。
デバイスを使うユーザー名
ユーザー名はパソコンフォルダの名前になります。デバイス名とは異なります。半角の英字がよいでしょう。日本語で名前を使うと不具合が生じてしまう可能性があります。「Admin」、「User」、「Takeshi」などで問題ないです。
パスワードを設定
ここで設定したパスワードがパソコン起動時に必要となります。セキュリティ面を考慮するとパスワードを設定しておくのが無難です。スキップも可能です。
デバイスのプライバシー設定
基本的にはそのまま”次へ”をクリックして問題ありません。気になる項目があればチェックを外してください。後から設定で変更できますので初期設定の段階では深く考えなくても良いと思います。
セキュリティ対策スキップ
セキュリティソフトの登録画面です。ここはスキップで良いでしょう。基本的にゲーミングPCにセキュリティソフトは不要だと考えます。不安があれば登録してください。BTOパソコンの場合は体験版が附属していることが多く期間がすぎると有料版を購入する必要があります。
ゲーミングPCの初期設定
スペックの確認
購入時の仕様と相違がないかスペックの確認を行います。DirectX 診断ツール(dxdiag)、CPU-Z、HWiNFO、BIOSなどのツールを使うと簡単に調べることができます。すべて無料で利用可能です。調べる項目としてはCPU・グラフィックボード・メモリ(規格・容量)・ストレージ・マザーボードです。電源ユニットについては目視が必要になります。
ドライバーの更新
グラフィックボードのドライバー更新が必要です。GeForceならNVIDIAアプリを、RadeonならAdrenalin Editionをインストールします。あとはアプリ上で簡単にドライバーの更新ができます。NVIDIA及びAMDの公式サイトから直接ダウンロードすることもできます。
画面スリープの設定
購入した状態だと少しパソコンに触らないだけでモニターが消灯したり、パソコンがスリープになったりと不便です。”設定”→”システム”→”電源”→”画面、スリープ、休止状態のタイムアウト”から変更してください。私はいつも画面オフにもスリープ状態にもならないように”なし”設定にしています。30分とか1時間でもよいでしょう。
スタートアップ設定
パソコンを使っていて通知が来ると気が散ってしまうのでスタートアップ設定で通知をオフにしておきましょう。”設定”→”システム”→”通知”→”スタートアップアプリの通知”でオフにできます。アプリごとに通知のオンオフを切り替えたり、通知を切る時間を設定したりできます。
解像度・リフレッシュレート
ゲーミングモニターを使っているなら解像度とリフレッシュレートの設定は必須です。”システム”→”ディスプレイ”からディスプレイの解像度を変更できます。また、”ディスプレイの詳細設定”からリフレッシュレートを変更できます。モニターのスペックにあったリフレッシュレートを選択してください。
RGBライティング
ゲーミングPC=光るものだと考えて良いでしょう。新しいモデルならなおさらです。専用ソフトウェア上でRGBライティングが行えます。好みのカラーや点灯パターンを選択できます。マウスやキーボードなどのデバイスもソフトウェアで制御できます。気分によってカラーを変えるのもいいですね。
Steamのインストール
ゲーマーならSteamを知らない人はいないと思います。最近のBTOパソコンではプリインストールされていることもあります。Steamクライアントをインストールしたら次はゲームをインストールしましょう。回線状況によりますが複数のタイトルをインストールするとなると1時間以上かかることもあります。これでゲーミングPCの初期設定は完了です。
うまく設定ができない方へ
ゲーミングPCを購入したもののうまく設定ができなくてお困りの方はお気軽にお問い合わせくださいませ。LINEやメールでご対応させていただきます。