ブログ

ゲーミングPCとPS5 Pro/PS5を比較【2026年】

2026年現在、ゲーミングPCとPS5 Pro/PS5の比較において、かつてない変化が起きています。2025年11月以降、AI需要の爆発に伴うメモリやSSDの価格高騰が直撃し、ゲーミングPCの販売価格は大幅に引き上げられました。モデルによっては100,000円もの値上げが実施されており、以前のような手軽なエントリーPCという選択肢は事実上消滅しつつあります。

この記録的な高騰を受け、にわかに注目を集めているのがPS5 Proです。ミドルハイクラスのPCに匹敵する描画性能を持ちながら、137,980円という価格に抑えられているPS5 Proは、今やゲーミングPCの有力な代替案といえるでしょう。ゲーミングPCの価格が落ち着く気配を見せない中、ゲーム体験を最優先するなら、PS5 Proという選択は非常に現実的です。

2026年4月2日から値上げされることになりましたが、それでもなおコストパフォーマンスの優れたゲーム機器であることに変わりはありません。PS5 Proが119,980円→137,980円、PS5が79,980円→97,980円、PS5デジタルエディション72,980円→89,980円と17,000円~18,000円の値上げが適用となります。朗報としてはPS5デジタルエディション日本語専用は55,000円据え置きです。

ゲーミングPCとPS5 Pro/PS5を比較

ゲーミングPC PS5 Pro/PS5
画像
本体価格 499,980円~/ハイエンド
144,980円~/エントリー
49,980円~/中古
137,980円/PS5 Pro
97,980円/PS5
89,980円/デジタル
55,000円/デジタル日本語
必須サービス 特になし PS Plus(850円~1,550円/月額)
ゲーム性能 ★★★★★/ハイエンド
★☆☆☆☆/エントリー
★★★☆☆/Pro
★★☆☆☆/デジタル
カスタマイズ性 メモリ/SSD/電源 etc. 不可
FPS目安* 240fps以上 30fps前後
消費電力 500W-550W/ハイエンド
200W-250W/エントリー
390W-420W/Pro
350W-372W/デジタル
電気代
(1時間)
15.0円-16.5円/ハイエンド
6.0円-7.5円/エントリー
11.7円-12.6円/Pro
10.5円-11.1円/デジタル
サイズ 幅220×奥行き493×高さ465mm/ミドル
幅190×奥行き410×高さ350mm/ミニ
幅89×奥行216×高さ388mm/Pro
幅80×奥行216×高さ358mm/デジタル
気軽さ ★★★☆☆ ★★★★★
デバイスの自由度 ★★★★★ ★★☆☆☆
用途の汎用性 ゲーム/動画編集/生成AI etc. ゲーム/動画視聴 etc.
独占タイトル タルコフ・LoL・CS2 etc. Ghost of Yōtei etc.

*4Kネイティブ

2025年末からのパーツ高騰を受け、ゲーム環境選びの基準は大きく変わりました。各項目の詳細を解説します。

コスト:初期投資と維持費のバランス

現在、ゲーミングPC市場はメモリやSSDの価格高騰により、かつての10万円クラスという選択肢が事実上消滅しました。

  • ゲーミングPC
  • 最低でも144,980円〜の予算が必要です。PS5 Proと同等のモデルになると20万円近い価格となります。以前より6〜10万円ほど値上がりしていると考えてよいでしょう。

  • PS5 Pro
  • 137,980円と、PCのミドルクラスに近い性能を持ちながら価格が抑えられており、コントローラーが標準付属する点も大きなメリットです。

PS5でオンライン対戦を楽しむにはPS Plus(月額850円〜)の加入が必須です。年間10,200円がかかります。数年スパンで考えると、このランニングコストも無視できません。

ゲーム性能とカスタマイズ性

性能の幅と拡張性では、やはりPCに分があります。PCはパーツ換装で寿命を延ばせますが、PS5シリーズは買い替え以外の強化は不可能です。PS5 Proは「4Kネイティブ/30fps」がひとつの基準となります。対してハイエンドPCなら、4K環境でも240fps以上という別次元の滑らかさを実現できます。

PS5 Proは16GBのVRAMをシステムと共有し、別途2GBのシステムメモリを積む特殊な構成です。最適化はされていますが、重量級タイトルの安定性ではPCに軍配が上がる場面も多いでしょう。

消費電力とサイズ

意外と見落としがちなのが設置スペースと電気代です。サイズ感を見ると、ゲーミングPCは内部の冷却効率を優先するため、PS5よりも一回りから二回りほど大きくなります。消費電力は性能に比例します。PS5 Proの最大420Wという数値は、同等の描画性能を持つPCとほぼ同等です。電気代の差は誤差の範囲と言えるでしょう。

気軽さとデバイスの自由度

PS5のテレビに繋げばすぐ遊べるという手軽さは圧倒的です。複雑な設定やドライバ更新に悩まされたくないなら、コンソール機が最適解です。対して、ゲーミングPCはこだわりたい方向けです。マウス、キーボード、コントローラーまで、PCは数多のデバイスを制限なく選べます。PS5はライセンス品に限られるため、操作性にこだわり抜きたいならPC一択です。

用途の汎用性と独占タイトル

用途の汎用性はゲーミングPCに軍配が上がります。ゲームプレイ以外にも動画編集や画像生成AIなど幅広い用途に使用可能です。PS5 Proはゲームや動画視聴などに限定されます。近年、PS5の独占タイトルは減少傾向にあり、代表格はGhost of Yōteiなどに限られます。対してPCにはEscape from Tarkov、League of Legends、Counter-Strike 2といった、PCでしか遊べない強力なタイトルが多数存在します。

PS5 ProとPS5デジタルエディションを比較

PS5 Pro PS5
画像
価格 137,980円 97,800円/通常版
89,980円/デジタル版
55,000円~/日本語版
サイズ 幅89×奥行216×高さ388mm 幅80×奥行216×高さ358mm
アーキテクチャ(CPU) Zen 2 Zen 2
CPU 8コア16スレッド
(3.50GHz-3.85GHz)
8コア16スレッド
(3.5GHz-3.85GHz)
アーキテクチャ(GPU) RDNA 2.x RDNA 2.0
GPU 60 CU
(16.7 TFLOPS)
36 CU
(10.28 TFLOPS)
システムメモリ DDR5-5600 2GB -
GPUメモリ GDDR6 16GB
(18Gbps)
GDDR6 16GB
(14Gbps)
SSD 2TB Gen4 NVMe 1TB Gen4 NVMe
消費電力 390W-420W 350W-372W
無線 Wi-Fi 7 Wi-Fi 6
光学ドライブ × △ 通常版のみ
発売日 2024年11月07日 2025年11月10日
(2020年11月12日)

PS5 ProとPS5のスペックをまとめました。PS5の初期版は2020年11月12日に発売されて今の型番は2025年11月10日に発売となりました。2024年11月7日にPS5 Proが、2025年11月21日にデジタルエディション日本語専用版が登場しました。55,000円で購入できるのは日本語専用版となります。日本語以外の通常版は97,800円、ディスクドライブ非搭載のデジタルエディションは89,980円です。CPUはPS5 ProもPS5もどちらもZen 2の8コア16スレッドモデルを採用しています。Ryzen 7 3700X相当のCPUではないかと考えられます。現行モデルから見れば3世代前のモデルでやや古いです。

GPUはRDNA 2.x及びRDNA 2.0アーキテクチャのモデルです。PS5 Proでは60のCUを搭載していて16.7 TFLOPSを実現しています。PS5のモデルと比べてCUが67%増えてTFLOPSも60%程度増えています。PS5 ProではシステムメモリにDDR5-5600 2GBが搭載されています。GPUメモリはGDDR6 16GBです。PS5と比べると速度が速くなっています。SSD要領は倍増です。

PS5 Proの消費電力は公称で390Wです。最大では420Wに到達します。PS5と比べると11%-13%程度引き上げられています。無線もWi-Fi 7対応で強化されていています。PS5 Proは光学ドライブ非搭載です。PS5では通常版のみ搭載されています。日本語専用版では非搭載です。

ゲーミングPCとPS5 Pro/PS5のゲーム性能を比較

PS5 Pro及びPS5で採用されているCPU及びグラフィックボードは正式に公表されているわけではありません。スペックからモデルを推測しているということを押さえておいてください。

CPU

Ps5 Pro/PS5のCPUはRyzen 7 3700Xと同低度の性能を持っていると考えられます。現行のRyzen 7 9700Xと比べると40%程度性能で劣ります。Ryzen 5 5600Xと同低度です。アーキテクチャが古いため性能はそれほど高いわけではなく、ボトルネックが発生する可能性があります。PS5 Proでは最適化が進みそこまで心配しなくてもよいかもしれません。

GPU

PS5 ProではRadeon RX 6800相当、PS5ではRadeon RX 6600 XT相当と言われています。PS5 Proでは現行のGeForce RTX 5060 Ti 16GBやRadeon RX 9060 XT 16GBと近い性能です。4K環境でゲームをプレイするには力不足です。エントリークラスのゲーミングPCで採用されるGeForce RTX 3050 6GBと比べるとPS5でも性能で上回ります。

ゲーミングPC or PS5 Pro/PS5のどちらを購入するべきか

ゲーミングPCを購入すべき人

  • ある程度予算を掛けられる方
  • 高解像度・高リフレッシュレートでゲームをプレイしたい方
  • ゲーミングデバイスにこだわりがある方
  • Modを導入したい方
  • インディーズゲームをプレイしたい方
  • 動画編集などゲーム以外の用途を想定している方

ゲーミングPCの魅力は快適なゲーム環境を構築しやすい点にあります。PS5 Pro/PS5と比べると価格は高く最低でも15万円程度の予算が必要です。中古でも7,8万円は用意しなければいけません。高性能なCPUやグラフィックボードを選択すれば高解像度・高リフレッシュレートを実現できます。レースゲームでワイドモニターを活用したり、FPSで240fpsでプレイしたりとユーザーの好みに合わせて環境を構築可能です。

ゲーミングデバイスも豊富でこだわりを持つことができます。操作性などにも優れています。パソコンならゲームだけではなく、ゲーム配信・動画編集・画像生成AIとできることは無限大です。性能が足りなくなってもパーツを換装して寿命を伸ばせます。長く使い続けられるのは嬉しいですね。

PS5 Pro/PS5を購入すべき人

  • コストを抑えたい方
  • 気軽にゲーム環境を作りたい方
  • PS5独占タイトルに魅力を感じる方
  • コンパクトなゲーム機が欲しい方
  • 高解像度・高リフレッシュレートにこだわりがない方
  • Mod導入を考えていない方
  • ゲーム以外の用途を考えていない方

少しでもコストを抑えたいならPS5 Pro/PS5は魅力的な選択肢となります。55,000円から購入できるのが最大の特徴です。PS5 Proでも137,980円とゲーミングPCより安価です。マウスやキーボードがなくてもゲームができるので、本体さえ購入すればすぐに楽しめます。寝転がりながらゲームをプレイできるのもメリットと言えるかもしれません。

フォートナイトなど人気タイトルはマルチプラットフォームを採用していてデバイスに関係なくプレイ可能です。Ghost of YōteiなどPS5でしかできないタイトルもありますね。Youtube、Netflix、Huluなどの視聴ができるのも嬉しいですね。リセールも強く売却時に高値がつくことも珍しくありません。

両方購入すべき人

  • 予算に余裕がある方
  • ゲーミングPCとPS5 Pro/PS5それぞれの強みに魅力を感じる方

予算に余裕があってかつ両方のメリットに魅力を感じる方なら両方購入してしまっても後悔はしないと思います。私も両方を所有していて使い分けています。

関連記事

Related Posts

CPUとグラフィックボードのバランス
CPUとグラフィックボードのバランス
CPUとグラフィックボードのバランスについて考えてみましょう。ゲーミングPC=グラフィックボードが全てという印象が強い方も多いと思います。もちろん高度な3Dグラフィックス処理性能が要求されるゲームプレイにおいてはグラフィックボードの果...
記事を読む
グラフィックボード性能比較表【2026年版】
グラフィックボード性能比較表【2026年版】
主要なグラフィックボード(グラボ・GPU)の性能比較表を作成しました。NVIDIA・AMD・Intelのグラフィックボードを網羅しています。性能は3DMARKの定番ベンチマークソフトであるTimeSpyのスコアを参考としました。グラフ...
記事を読む
グラフィックボード性能比較【AI性能】
グラフィックボード性能比較【AI性能】
グラフィックボードのAI性能比較表を作成しました。画像生成AI・動画のアップスケーリング・ローカルLLMなどのAI用途におけるパフォーマンスを知りたい方向けの内容となっています。ゲーム性能を知りたい方は、「グラフィックボード性能比較表...
記事を読む