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ゲーミングPCはショップでの買取とメルカリでの販売どっちが得なの?手取りで比較【2026年10月】

ゲーミングPCを手放すとき、ショップに買い取ってもらうのとフリマ(メルカリなど)で売るのと、どちらが得なのかを知りたい方向けの内容です。フリマに出せば買取より高く売れる、これはおおむね事実です。ただし、フリマの場合売値がそのまま手元に残るわけではなく、手数料・送料・梱包材・振込手数料が引かれます。

また、故障などで返品されるリスクも考えておく必要があります。この記事では、2026年10月時点の実際の手数料を各社の公式ページで確認したうえで、売値ごとに手元にいくら残るのかを計算しました。中古ゲーミングPC専門店として、自社の買取が負けるケースも含めて数字をそのまま出します。

当記事で伝えたいこと

  • 動いていて、そこそこ高く売れる機種ならフリマのほうが手取りは多いです。12万円で売れるPCなら、買取との差はおよそ2万3千円
  • その差額は、出品から発送までの手間に対する報酬です。3時間30分かかるとすると時給6,600円。これを高いと見るか安いと見るかが判断の分かれ目です
  • 送料・梱包材・振込手数料は、売値がいくらでも同じ額かかります。そのぶん安く売るほど手元に残る割合が落ちます。12万円なら87.6%、3万円なら80.3%、1万円では61%です
  • 買取が勝つのは、動かない・古くて安い・大きくて送れない・急いでいる・複数台ある、のいずれかに当てはまるときです

フリマの手取りは、売値からいくら引かれるのか

フリマで販売する際に売り上げから引かれるものは4つです。販売手数料だけを見て比べると、実際の手取りとはずれます。

手取り = 売値 −(販売手数料 + 送料 + 梱包材 + 振込手数料)

販売手数料だけが売値に比例し、残り3つは売値がいくらでも同じ額がかかります。これが、安い機種ほどフリマが不利になる理由です。

2026年10月5日に各社の公式ページで確認した金額です。送料はミドルタワーのデスクトップが収まる160サイズ(3辺合計160cm以内)で揃えました。

サービス 販売手数料 送料(160サイズ) 振込手数料 固定費の合計
メルカリ送料 ¥1,700 / 振込 ¥200 10% ¥1,700 ¥200 ¥2,900
ヤフオク送料 ¥1,700 / 振込 ¥100 10% ¥1,700 ¥100 ¥2,800
Yahoo!フリマ送料 ¥1,700 / 振込 ¥100 5% ¥1,700 ¥100 ¥2,800
買取(アドパソ)着払いのため送料は0円 0% ¥0 ¥0 ¥0

※ 固定費の合計には梱包材 ¥1,000 を含みます(160サイズのダンボールと緩衝材の想定。当店の見積もりで、公式に決まった金額ではありません)。振込手数料はメルカリがメルカリバンク、ヤフオクとYahoo!フリマがPayPay銀行を受取口座にすると無料になります。送料は出品者負担にした場合です。

注目すべきは Yahoo!フリマの販売手数料が5%と抑えられていて、メルカリとヤフオクの半分だという点です。仮に12万円で売るなら手数料の差だけで6,000円変わります。その代わり、同じ価格で出したときに売れるまでの時間は出品数と閲覧数に左右されるので、早く売りたいか手数料を抑えたいかで選び分けることになります。当店が仕入れで各サービスを見ている限り、ゲーミングPCの出品数と動きはメルカリが最も多い印象です。通常パソコンの送料は3,000円前後かかるので、1,700円で発送できるフリマは優遇されているとみてよいでしょう。

12万円で売れた場合の実額

RTX 4070 / Core i7-12700 / DDR4 32GB / SSD 2TB のゲーミングPCを例にします。この構成の当店の買取額は82,000円(並品・本体まるごと)。フリマで120,000円の値をつけて売れた場合と並べます。

メルカリで120,000円で売れた場合

105,100円

  • 売値120,000円
  • 販売手数料 10%−12,000円
  • 送料(160サイズ)−1,700円
  • 梱包材−1,000円
  • 振込手数料−200円

アドパソの買取

82,000円

  • 査定額82,000円
  • 販売手数料0円
  • 送料(着払い)0円
  • 梱包材0円
  • 振込手数料0円

フリマのほうが23,100円多く残ります。Yahoo!フリマ(手数料5%)なら手取りは111,200円になり、差は29,200円に広がります。この価格帯では、フリマのほうが得です。これは隠しようのない事実で、当店が買い取った機体を整備して販売する以上、仕入れ値が市場価格を下回るのは構造的なものです。

では、その2万3千円は何に対して払われているのか。手間を時間に換算すると見えてきます。

差額を時給に直すと

23,100円 ÷ 3時間30分 = 時給 6,600円

内訳の目安:構成を調べて写真を撮る 30分 / 説明文を書いて出品する 30分 / 質問と値下げ交渉への返信 30分 / 梱包材を買いに行って梱包する 60分 / 発送する 30分 / 受取評価を待つあいだの管理 30分。
Yahoo!フリマなら 29,200円 ÷ 3時間30分 = 時給 8,343円。この時給で働く価値があると思えるならフリマ、思えないなら買取、という判断ができます。

ここには、売れるまでの待ち時間が含まれていません。出品してすぐ売れることもあれば、1か月売れ残って値下げすることもあります。値下げした分は、そのまま時給から引かれていきます。

売値が下がるほどフリマは不利になる

固定費の約2,900円は、12万円の取引では2.4%にすぎません。しかしながら、5,000円の取引では58%になります。売値ごとの手取り率を並べると、はっきりします。

売値 引かれる額 手取り 手取り率
150,000円 −17,900円 132,100円 88.1%
120,000円 −14,900円 105,100円 87.6%
100,000円 −12,900円 87,100円 87.1%
80,000円 −10,900円 69,100円 86.4%
60,000円 −8,900円 51,100円 85.2%
40,000円 −6,900円 33,100円 82.8%
30,000円 −5,900円 24,100円 80.3%
20,000円 −4,900円 15,100円 75.5%
10,000円 −3,900円 6,100円 61.0%
5,000円 −3,400円 1,600円 32.0%

※ メルカリ・160サイズ・梱包材1,000円を含む想定。ヤフオクとYahoo!フリマは固定費が100円安く、Yahoo!フリマはさらに手数料が5%なので手取り率は上がります。

5,000円で売れても手元に残るのは1,600円です。それでも、写真を撮り、説明文を書き、質問に答え、梱包して発送する手間は12万円のPCと変わりません。安い機種ほど、フリマは時給が下がります。

さらに、大きいケースだと送料が上がります。200サイズ(3辺合計200cm以内)になると送料は2,500円、梱包材も大きくなるので、固定費は4,200円前後。30,000円の取引なら手取りは22,800円まで落ちます。

買取額と並ぶには、いくらで売る必要があるか

ここが実用的な判断材料です。当店の買取額と手取りが並ぶフリマの販売価格を、構成ごとに逆算しました。この金額より高く売れる自信があるならフリマ、なければ買取のほうが手元に残ります。

必要な販売価格 =(買取額 + 2,900円)÷ 0.9

メルカリ・160サイズの場合。買取額は買取ページのシミュレーターで、ご自身の構成を入れればその場で出ます。

構成(並品・動作品) 当店の買取額 フリマで必要な販売価格 上乗せが必要な率
RTX 5090機Core Ultra 9 285K / DDR5 64GB / SSD 2TB買取 325,000円 / 必要な上乗せ +12% 325,000円 365,000円 +12%
RTX 5070機Core Ultra 7 265K / DDR5 32GB / SSD 1TB買取 107,000円 / 必要な上乗せ +14% 107,000円 123,000円 +14%
RTX 4070機Core i5-13400F / DDR4 16GB / SSD 1TB買取 62,000円 / 必要な上乗せ +16% 62,000円 73,000円 +16%
RTX 4060機Core i5-12400F / DDR4 16GB / SSD 512GB買取 39,000円 / 必要な上乗せ +19% 39,000円 47,000円 +19%
RTX 3060 12GB機Core i5-12400F / DDR4 16GB / SSD 512GB買取 34,000円 / 必要な上乗せ +21% 34,000円 41,000円 +21%
RTX 3050 8GB機Core i5-11400F / DDR4 16GB / SSD 512GB買取 27,000円 / 必要な上乗せ +23% 27,000円 34,000円 +23%
GTX 1660 SUPER機Core i5-10400F / DDR4 16GB / SSD 512GB買取 19,000円 / 必要な上乗せ +28% 19,000円 25,000円 +28%
GTX 1650機Core i5-9400F / DDR4 8GB / SSD 256GB買取 8,000円 / 必要な上乗せ +51% 8,000円 13,000円 +51%

※ 買取額は買取相場記事と同じ査定データ・同じ計算式から出した並品価格です。千円未満は切り上げています。

右端の列を見てください。高い機種ほど上乗せ率は小さく、安い機種ほど大きくなります。RTX 5090機なら買取額より12%高く売れれば並びますが、GTX 1650機は51%も高く売らないと並びません。固定費の2,900円が、安い取引ほど重くのしかかるためです。

フリマのほうが得なケース

先に、当店に出すより自分で売ったほうがいい場合をはっきり書きます。次のすべてに当てはまるなら、フリマのほうが手元に残ります。

問題なく動作する

起動して、ゲームが動いて、動作確認の動画や画面を見せられる状態。買い手が安心して買える個体であることが前提です。

購入から3年以内で、GPUが現行〜1世代前

RTX 40シリーズ・50シリーズ、RX 7000・9000シリーズあたり。需要があり、相場が崩れていない帯です。

売値が5万円を超える

固定費2,900円が気にならない水準です。これを下回ると、手間に対して残る額が急に薄くなります。

梱包して発送できる環境がある

160サイズの箱が置ける場所、緩衝材、コンビニや営業所まで運ぶ手段。PCは重く、ここで詰まる人は多いです。

売れるまで待てる

1週間で売れることも、1か月売れ残ることもあります。期限がある引っ越しや買い替えだと、値下げして急ぐことになります。

トラブル対応を自分でできる

届いた後に動かないと言われたときのやり取り。出品者と購入者の話し合いで決める場面があり、相手次第で消耗します。

全部に当てはまるなら、迷わずフリマをおすすめします。当店に売っていただくより、2万円から3万円は多く残るはずです。

返品について、正確なところ

フリマの返品リスクはよく大げさに語られますが、事実は少し違います。メルカリでは取引がキャンセルになった場合、販売手数料とメルカリ便の送料は発生しません。さらに匿名返品サービスを使えば、返送の送料も無料です。金銭的な実害は想像より小さいです。

重い負担は別のところにあります。返ってくるまでの1〜2週間、やり取りと梱包のやり直し、そして振り出しに戻って再出品することです。動作に不安がある個体ほど、この可能性が上がります。

買取のほうが得なケース

逆に、次のどれかに当てはまるなら、買取のほうが手元に残るか、残る額がほぼ同じで手間だけ減ります。

  1. 動かない・調子が悪い

    最も差が出ます。フリマではジャンク扱いになって価格が落ちるうえ、返品の可能性が残ります。当店は動かない個体も1台ずつパーツの生死を確認して買い取ります(故障別の査定早見表)。

  2. 売値が3万円を下回る

    手取り率が80%を切り、固定費と手間が差額を食います。安い機種ほどフリマに必要な上乗せ率が上がります。

  3. 大きい・重い・梱包できない

    フルタワーや簡易水冷の大型ケースは180〜200サイズになり、送料が2,100〜2,500円。箱の調達も難しくなります。当ショップの場合、着払いで送料は0円です。

  4. 急いでいる

    引っ越し、買い替えの資金、退去期限。フリマは売れる時期を選べません。買取なら到着後に確認して最短5営業日でお振込します。

  5. 複数台ある

    手間が台数分かかります。3台なら10時間以上。まとめて1回で終わるほうが、時給で考えると有利です。5台以上なら法人・事務所の一括買取もご覧ください。

  6. データを確実に消したい

    フリマでは自分で初期化します。消し方が不十分だと復元される可能性が残ります。当店は専用ツールで消去し、証明書も発行できます(データ消去の方法)。

実例:起動しない RTX 3060 機は、フリマで35,000円で売れてやっと並ぶ

当店の買取実績 28,000円(起動しない個体。RTX 3060 / Core i5-12400F / 16GB)
これと手取りが並ぶフリマの販売価格 =(28,000 + 2,900)÷ 0.9 = 34,334円
つまり、ジャンク・動作未確認と明記したうえで35,000円以上で売れて、ようやく買取と同じ。35,000円で売れた場合の手取りは 28,600円 で、差はわずか 600円。3時間30分かけて時給171円です。

しかも動かない個体は、買い手がついても届いた後にもめる確率が上がります。600円のために、その可能性を引き受けるかどうかという話になります。

まず、自分のPCの買取額を知ってから決めてください

比較の起点になるのは買取額です。構成を選ぶだけで、その場で金額が出ます。査定も相談も無料で、金額を見てからフリマに出す判断をしていただいて構いません。

買取額を調べる LINEで無料査定する

どちらを選ぶかの判定フロー

上から順に見て、当てはまったところで止めてください。

1

起動しますか。ゲームが問題なく動きますか

動かない、途中で落ちる、画面が乱れる。どれかに当てはまる場合。

いいえ → 買取
2

買取額は3万円を超えていますか

シミュレーターで出た金額で判断してください。3万円を下回ると、フリマに必要な上乗せ率が20%を超えます。

いいえ → 買取
3

いつまでに手放す必要がありますか

期限が1か月以内なら、売れ残ったときに値下げすることになります。

期限がある → 買取
4

160サイズの箱を用意して、梱包して運べますか

PCは重く、梱包が甘いと輸送中の破損でもめます。箱の置き場所と運搬手段も必要です。

できない → 買取
5

必要販売価格より高く売れそうですか

同じ構成の出品を検索して、実際に売れている価格を確認してください。出品中の価格ではなく、売れた価格です。

売れそう → フリマ / 自信がない → 買取

5まで到達して、必要販売価格より高く売れそうなら、フリマのほうが得です。そのまま出品してください。

フリマで売ると決めた人へ

当店に売らない場合でも、損をしないように書いておきます。中古ゲーミングPCを毎日仕入れて整備している側から見て、価格と信頼を落としているのはだいたい同じ箇所です。

構成は型番まで正確に書く

GPU・CPU・メモリ容量と規格・ストレージの種類と容量・電源のW数・OSのバージョン。ゲーミングPCと書いただけの出品は、相場より安くしか売れません。

動作確認の証拠を載せる

dxdiag の画面、CPU-Z や GPU-Z のスクリーンショット、ベンチマークのスコア。買い手の不安が減るほど、値下げ交渉は弱くなります。

傷と欠品は先に書く

後から指摘されると返品の理由になります。先に書いておけば、それを承知した人だけが買います。結果的にもめません。

梱包は箱の中で動かないことが最優先

輸送中にグラボが自重で傾いて壊れるのが最も多い事故です。重いグラボは外して別梱包するか、支柱で支えてください。宅配業者のパソコン専用ボックスも使えます。

データ消去は初期化だけで終わらせない

Windowsの初期化では、設定によってデータが復元できる状態で残ります。手順はデータ消去の記事にまとめました。売り先がどこであっても同じです。

売れた価格を調べてから値付けする

出品中の価格は売れていない価格です。メルカリなら売り切れで絞り込み、ヤフオクなら落札相場を見てください。

よくある質問

結局、フリマと買取はどちらが高いのですか?

動作する機種で、売値が5万円を超えるなら、手取りはフリマのほうが多くなります。12万円で売れるPCなら差はおよそ2万3千円です。ただしその差は出品から発送までの手間に対する対価で、3時間30分かかるとすると時給6,600円に相当します。動かない個体、3万円を下回る機種、急いでいる場合は買取のほうが手元に残ります。

手数料がいちばん安いのはどこですか?

2026年10月時点では Yahoo!フリマ の5%が最も安く、メルカリとヤフオクは10%です。12万円の取引なら手数料だけで6,000円の差になります。振込手数料は、メルカリがメルカリバンク、ヤフオクとYahoo!フリマがPayPay銀行を受取口座にすると無料です。

送料を購入者負担にすれば手取りは増えませんか?

理屈のうえでは増えますが、同じ商品なら送料込みの出品のほうが選ばれやすく、結果として売値を下げることになりがちです。送料別にする場合は、着払いだと購入者が金額を見てから受け取りを拒むリスクもあります。この記事では送料を出品者負担(送料込み)で計算しています。

フリマで売れなかった場合、あとから買取に出せますか?

できます。出品を取り下げてからお申し込みください。査定額は申し込み時点の相場で出すので、数か月たっていれば金額は変わります。中古PCの相場は基本的に下がっていくため、迷っている期間が長いほど手取りは減ります。

買取額は交渉できますか?

金額の根拠はすべて公開しています(買取相場記事)。パーツごとの評価額と計算式が決まっているので、同じ構成なら誰が申し込んでも同じ金額です。在庫が不足している構成は買取を強化していて、その分は上乗せして提示しています。

この記事の手数料はいつの時点のものですか?

2026年10月5日に、メルカリ・ヤフオク・Yahoo!フリマの公式ヘルプページで確認した金額です。手数料や送料は改定されることがあるので、実際に出品する前に各社のページでご確認ください。買取額は買取相場記事と同じ査定データに基づいています。

比べてから決めてもらって構いません

フリマのほうが得になるケースは、この記事に書いたとおり確かにあります。それでも当店が選ばれるのは、動かない個体でも値段をつけること、着払いで送るだけで終わること、そして金額の出し方を全部公開していることです。まずシミュレーターで買取額を出して、買取額と並ぶ販売価格の表と見比べてみてください。

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アドパソ(株式会社オールスタンダード)/ 神奈川県公安委員会 古物商許可 第451370013895号
お電話:045-900-3936(平日12:00〜18:00)

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