BTOパソコンとは、受注生産(Build to Order)で販売されるパソコンのことです。BTOは販売形態を意味しています。ゲーミングPC=BTOパソコンを指すのがが一般的です。カスタマイズ需要が高いことや価格が抑えやすいことから相性がよいのだと思います。
BTOパソコンはBTOメーカーが販売している
BTOパソコンは、BTOメーカーのECサイトや店舗などで購入できます。BTOメーカーとしては、ドスパラ・マウスコンピューター・パソコン工房・フロンティア・TSUKUMO・サイコムなどが代表的です。各BTOメーカーがごとに特徴がありますので、好みのメーカーを見つければBTOパソコン(ゲーミングPC)選びが捗ると思います。BTOメーカーは、ゲーミングPCだけではなくビジネスPCやクリエイターPCも販売していますので、様々なユーザーをターゲットにしていると言えます。
BTOパソコンのメリット&デメリット
BTOパソコンの4つのメリットと2つのデメリットをまとめました。そこまで大きなデメリットがあるわけではないので、BTOパソコンは十分に検討する価値があると考えています。
価格が安い
BTOパソコンの最大の魅力は価格の安さ、あるいはコストパフォーマンスの高さにあります。富士通・Panasonic・VAIOなどといったメーカー製のパソコンと比べて格段に安いです。もっともこれらのメーカーではゲーミングPCの選択肢はほとんどありません。グラフィックボード搭載モデルを少しでも安く購入したいならBTOパソコンが第一の選択肢になるはずです。セールやキャンペーン頻度も高くゴールデンウイーク・夏休み・年末年始などの繁忙期は要チェックです。各BTOメーカーがこぞってセールを行うのでお得なモデルを見つけやすくなります。価格が安いその他の理由については次の項目で詳しく解説していきます。
カスタマイズができる
基本的にBTOパソコンはカスタマイズができるので、あなただけの一台を作り上げられます。人気があるカスタマイズ項目は、メモリ・ストレージ・電源ユニットなどです。使用環境に合わせてカスタマズができるのは魅力です。BTOメーカーの中には自作PCと変わらないほど細かいカスタマイズサービスを提供しているところもあります。メーカー製のパソコンでは満足できない方はぜひBTOパソコンも検討してみてください。
様々なPCケースが選択できる
BTOパソコンはPCケースの選択肢が豊富です。小型ケース(キューブ)・スリムタワー・ミニタワー・フルタワーなど様々なケースサイズが用意されています。また、最近はピラーレスケース・白色ケース・光るゲーミングPCなどデザイン性の高いモデルが販売されるようになりました。これまでBTOパソコン=ダサいという印象がありましたが、そのような時代は終わりました。今は各BTOメーカーが、販売するPCケースの選択肢を増やしていてユーザーにメリットを提供しています。
不要なアプリがインストールされていない
BTOパソコンはシンプルでインストールされているアプリケーションは最小限に留まります。メーカー製パソコンによくあるようにたくさんのアプリケーションがインストールされていることはありません。BTOパソコンの初期アプリケーションはセキュリティソフトぐらいです。起動時に意図しないアプリケーションが勝手に立ち上がるということもありません。容量を圧迫することもなくメリットといえるでしょう。
PC初心者にとっての購入ハードルが高い
BTOパソコンのデメリットをあげるとすれば初心者の方にとって購入するハードルが高いことではないかと思います。全くBTOパソコンについて知らないと、BTOメーカーを見てもしっくり来ないかもしれません。また、カスタマイズ項目があることで何をすれば分かりづらいと思います。BTOメーカーも工夫をしていてECサイトのユーザービリティが格段に向上しています。受注生産品という特性上購入後のキャンセルができないケースも多いです。購入時に不安があればチャットや電話で相談することもできます。わからないことがあればぜひ相談してみてください。当ショップに相談いただければ第三者視点でアドバイスを差し上げることも可能です。
即納が難しい
受注生産という特性上即納が難しいこともデメリットとして挙げられます。完成品を在庫として持っているわけではないので、注文を受けてから製造・出荷まである程度の時間が掛かります。それでもBTOメーカーも納期短縮に力を入れていてBTOメーカーによって翌日出荷に対応しています。急ぎで購入したい方は即納に対応しているBTOメーカーで購入すれば良いでしょう。より早さを追求するなら銀行振込やコンビニ決済など支払い確認に時間が掛かる決済よりもクレジットカードなど即時で支払いができる決済方法がおすすめです。
BTOパソコンが安い理由を教えて!
BTOパソコンが安い理由について思いつく限りの理由をまとめました。
在庫コストを抑えられる
受注生産なので在庫を持つ必要がなく在庫コストを抑えられるのが大きいです。完成品として在庫を抱える必要がありません。PCパーツや半完成品のみの在庫なので流用もしやすく在庫が無駄になりません。これはBTOパソコンの価格に反映されていると考えて良いでしょう。
BTOメーカー同士の競争が働く
BTOメーカー同士で競争原理が働くのもユーザーからすると大きなメリットです。どうしても価格勝負になりやすくBTOメーカーはコストを抑えて価格を下げることに力を入れがちです。定期的にセール・キャンペーンを実施していることからも明らかです。人気の構成だとより競争が激しくコストパフォーマンスの高いモデルが多くなります。
付帯サービスで利益を得ている!?
BTOメーカーは、BTOパソコン本体以外のサービスで儲けている可能性があります。例えば、延長保証・初期設定代行サービス・データ復旧サービス・出張設置・リモートサービスクラウドバックアップ・周辺機器などです。特に初期設定代行やデータ復旧サービスなどものがないサービスの利益率は高いはずです。つまり、パソコン本体を購入するだけで他のサービスを利用しなければユーザーからするとお得だといえます。
BTOパソコンに関するよくある質問
まだまだBTOパソコン自体は国内で普及しているわけではありません。知らないことも多いと思いますので、ここでよくある質問をまとめました。
BTOパソコンは壊れやすいの?
BTOパソコンが壊れやすいということはないでしょう。BTOメーカーも事前にパーツの品質や相性を確認した上で出荷しているためです。壊れやすいパソコンを出荷してユーザーからの苦情が相次いだらビジネスとして成り立ちません。もちろんパソコンも機械なので100%故障がないということは言い切れません。
自作PCとの違いは何?
自作PCの場合、PCケース・OS・CPU・CPUクーラー・マザーボードなどすべてのパーツをご自身で揃える必要があります。好みの仕様にできますが、保証がパーツ単位となったり相性問題があったりと気苦労が絶えません。その点BTOパソコンならなにかあってもBTOメーカーが保証してくれるので安心です。最近はカスタマイズができる項目も増えているのである程度好みの仕様を作りやすくなっています。