写真データをどこに保存するべきか悩んでいる方向けの内容です。日頃から写真データについて長期保存を前提とした管理をしておかないと、ハードの故障や紛失などで写真データが見れなくなってしまう可能性があります。せっかくの思い出が見れなくなってしまっては後悔してもしきれないと思います。定期的にバックアップを取って万が一の事態に備えましょう。スマホがメインの方であれば容量が圧迫されて困っているというケースもあるでしょう。このページを読めばすべて解決します。
画像データの容量目安
まずは画像データの容量について簡単に解説していきます。iPhoneの1枚当たりの容量は5MB、一眼レフの1枚当たりの容量は20MBと計算しています。写真が趣味の方でない限りは512GBあれば十分でしょう。1日10枚撮っても1,000日持ちます。ただし、動画が増えるとその限りではありません。どの程度の枚数を保存するのかによって、必要となる容量が変わりますので参考として覚えておいてください。
写真データの保存先一覧
写真データの保存先としては上記7つが挙げられます。おすすめはクラウドストレージで、それ以外の保存先はサブとして考えると良いでしょう。私自身もクラウドストレージを活用して写真を保存しています。故障リスク・紛失リスクがないのが大きなメリットです。サービスによっては費用を抑えることも可能です。
スマホで写真を撮ってバックアップを取っていない方は要注意です。iPhoneならiCloud(クラウドストレージ)に保存している方が多いと思うので安心です。デジカメで撮った写真をSDカードに保存している方も必ず他の保存手段を検討してください。故障リスク・紛失リスク共に高いです。
保存方法の詳細を解説
クラウドストレージ
クラウドストレージは、インターネット経由でアクセスできるデータセンターのことです。AmazonフォトやGoogleフォトなどが人気です。インターネット環境があればどの端末からでもアクセスができ利便性が高いです。外出先からアクセスすることもできます。オンライン上に保存するので故障リスク・紛失リスクがありません。サービス終了となれば当然利用できなくなりますが、猶予期間が設定されるはずなので対応は可能です。デメリットしては無料プランだと容量が少なく、コストが掛かってしまうことです。
スマートフォン
スマートフォンの内部ストレージに保存することもできます。スマホで写真を撮れば自動的に保存されることが多いです。ストレージ容量がそこまで多くなくゲームなどのアプリと共通となりますのでやや使い勝手が悪いです。たくさん写真を撮る方だと、定期的に写真を削除するなど整理するのが面倒に感じるでしょう。iPhoneユーザーならiCloudに保存されるので便利です。
パソコン
パソコンに保存している方も多いかもしれません。スマホならUSBで接続して簡単にバックアップが取れますし、SDカードやUSBメモリでも読み込んでバックアップを取ることが可能です。最近はSSDやHDDの価格も下がり大容量ストレージを搭載しているケースも多いでしょう。デスクトップパソコンなら紛失リスクは少ないですが、故障リスクは避けられません。ストレージは寿命があると考えておくべきです。
外付けストレージ(SSD・HDD)
外付けストレージも一般的な保存先です。SSDだと価格はやや高めです。価格を抑えたいならHDDが良いと思います。1TBと大容量な外付けストレージもあります。コンパクトなので持ち運びもしやすいです。落下による故障リスクは避けられませんので注意が必要です。パソコンに接続すればデータの確認が容易にできます。
SDカード/microSDカード
SDカードも一般的な保存先の一つです。デジカメのデータなどはSDカードに保存していることが多いと思います。SDカードは寿命のあるストレージなので、基本的には他の媒体先に移しておくことをおすすめします。容量もそれほど多くなくデータの整理するのが手間です。microSDカードはサイズが小さくドラレコなどで一般的です。SDカードと同様に長期保存には不向きです。
SDカードを選ぶ際は容量・規格・スピードの4つを確認する必要があります。SD/microSDカードだと2GBまで、SDHC/microSDHCカードなら4~32GBまで、SDXCカード/microSDXCカードだと64GB~2TBまでとなります。最近はSDXCカード/microSDXCカードが一般的です。規格で容量が決まると考えて良いですね。最後にスピードは、ランダム読込/書込速度を意味します。スピードクラス2→4→6→10と速くなります。たくさんの画像を保存したいならClass 10がおすすめです。
USBメモリ
USBメモリは急速に価格が下がり身近な存在になりました。やはり保存先としてはおすすめできません。SDカード/microSDカードと同様の理由です。スマホやデジカメが対応していれば容易にデータを移せるのはメリットですが、故障リスク・紛失リスクが高いです。SD/カードやmicroSDカードよりも持ち運びがしやすいように思います。ものによってはストラップを取り付けられます。
ディスク(CD・DVD・Blu-ray・MDISC)
人に渡す場合などはディスクへの保存が便利です。SDカードやmicroSDカードよりも価格が安いのがメリットです。2011年に耐久性の高いM-DISCが登場しました。最近はこのM-DISCが普及してきています。100年以上データが保存できるということで注目度が増しています。CDディスクやDVDディスクなどと比べれば故障リスクは軽減されますが、紛失リスクは無視できません。
写真データ保存におすすめのクラウドサービス一覧
*1 Amazon Prime加入主要なクラウドストレージサービスをまとめました。基本的にはどのサービスもおすすめで、関連企業のサービスを利用しているかどうかがポイントです。例えば、Amazonプライムを利用している方であればAmazon Photosが利用すれば追加費用が掛かりません。
Amazon Photos
Amazon Photosは、アマゾンが提供しているクラウドストレージサービスです。無料プランでも5GB使用可能です。有料サービスのAmazon Primeに加入している方であれば無制限で利用できるのが最大の魅力です。意外と利用している方は多いのではないかと思います。普段からAmazonを利用している方はぜひ候補にしてください。
Googleフォト
Googleフォトの魅力は無料プランでも15GBと容量が多いことです。将来的に改悪される可能性はありますが、容量が多いのは強みとなります。それ以上の容量が必要なら他のサービスを検討する方が良いと思います。
iCloud
iCoudはiPhoneやMacを使っているAppleユーザーなら身近な存在だと思います。無料プランでも5GBの容量が確保されています。50GBで月額130円と安価なプランが容易されているのも魅力です。パソコンでもiCloudアプリをダウンロードしておけばいつでも確認できます。Appleユーザーなら利用する価値があります。
OneDrive
OneDriveはMicrosoft社が提供しているクラウドストレージサービスです。Microsoft 365を利用している方であれば無条件で1TBの容量が確保されています。OfficeやExcelは一般的なソフトウェアなので利用している方は多いはずです。
Dropbox
Dropboxは、アメリカのドロップボックス社が提供しているクラウドストレージサービスです。無料プランだと2GBとそれほど容量は大きくありませんが、友達の紹介などで最大16GB(1人500MB)まで容量を増やせます。有料プランは2TBで月額1,500円とリーズナブルです。ただし、それならAmazon Photosの方がお得感があります。