中古パソコンショップの選び方を解説していきます。中古パソコンで失敗しないための秘訣は信頼できる中古パソコンショップを見つけることです。中古パソコンは新品パソコンよりも故障リスクが上がります。より慎重にパソコンショップ選びを行う必要があります。当然機械なので新品でも故障しないわけではありません。
粗悪な製品を取り扱っているショップではないかどうかは判断する必要があります。悪質なショップだと意図的に非正規のWindows OSを使用していることもあります。最悪の場合パソコンが使用できなくなる可能性もあります。オンラインショッピングだと騙されやすくなってしまいます。どうしても不安なら実店舗があるところがよいでしょう。
中古パソコンショップの評判・口コミを調査
まずはショップの評判や口コミについて調べてみましょう。今は色々なサービスで評判を知ることができます。ただし、新しいショップだとそこまでの情報は得られない可能性があります。
Googleマップ
Googleマップは利用している方も多いのではないかと思います。ショップを利用する前にGoogleでショップ名を検索してください。ユーザーのレビューは参考になります。パソコン業界は大丈夫ですが、業界によってはサクラが目立つことがあります。対象店舗のみレビューをしていて、ショップのレビューが☆5に偏りすぎている場合はサクラの可能性を疑いましょう。レビュー投稿で割引などの対価を支払うことは禁止されていますが、よくそういったことをしているショップを見かけます。悪意なく行っているショップもあると思います。
Google検索
Googleで「ショップ名 + 評判 or 口コミ」で検索してみましょう。ユーザーからの評判を確認することができます。サジェストを確認するのも有効です。ショップ名を検索した時にサジェストとしていくつかワードが候補として挙げられます。そこにネガティブなワードが表示される場合は注意が必要です。
X(旧Twitter)
Xも評判を知る上で活用できます。よりリアルな口コミを把握することができると思います。Xの検索ボックスにショップ名を入れて検索してみてください。URLを入力するのもいいと思います。その際は「http://www」を消してドメインだけで検索してください。
Yahoo!知恵袋
知恵袋でも評判を調べることができます。日本最大級の知恵共有サービスとなっています。ショップ名で検索してみるとよいですね。大手メーカーでないと情報は出てこないかもしれません。小さいショップの場合はGoogle検索やXとの親和性が高いように思います。
ホームページでチェックするべき項目
ホームページを見ることでわかることもあります。まず、ホームページを所有していない中古パソコンショップは避けた方がよいかもしれません。運用しているXやFacebookがあればそちらも確認してみましょう。運営者の考えやスタイルを把握できます。
会社概要
会社概要で本社所在地・資本金・創業年・代表者・事業内容を確認してください。会社の種類としての信頼性は株式会社=合同会社>個人事業となります。株式会社なら資本金についても確認しておきましょう。資本金についての記載がない場合は極端に少ない可能性が高いです。会社謄本を取り寄せると調べられます。手続きに少し手間が掛かりますが、オンラインで取得可能です。
特商法に基づく表記
ECサイトを運営している事業者はこの特定商取引法に基づく表記の記載が義務付けられています。特定商取引法とは消費者の権利保護を目的とした法律です。このページを見れば運営統括責任者・所在地・連絡先・商品代金以外の必要料金・支払い方法・納期・キャンセル/返品・業務内容などを確認できます。1ページにまとめられていることが多いので読みやすいです。企業やサービスについておおよそ把握できると思います。
利用ガイド
利用ガイドでは初めてショップを利用する方向けの道しるべとなるページのことです。注文方法・支払い方法・配送/送料・保証・各種規約などの目次ページとなっていることが多いです。ユーザーのことをどれぐらい考えてくれているのかの目安になりますね。利用ガイドがなかったり、不親切な設計になっていたりすると利用するハードルが上がってしまいます。
採用情報
採用情報も見ておきたいですね。意図的に少数体制をとっていない限り人材獲得は成長のために重要なポイントとなります。勢いがあるショップなら採用にも力を入れているはずです。会社のミッションやビジョンがわかります。
中古パソコンショップの評価基準
次に中古パソコンショップの評価基準をまとめてみました。ここで記載している項目を一つずつ確認しておくとよいですね。特に中古パソコンショップでは品質・保証・サポートが重要だと思います。
品質
まずは製品ごとに状態ランクがあるかどうか確認してください。付属品や傷・汚れ・傷といった状態がしっかり記載されていると信頼できますね。ショップによって詳細が記載されておらず埃だらけの製品が届いてしまうこともあります。あとは画像がたくさん用意されていることも重要なポイントです。傷や汚れに焦点を当てて画像がアップされているショップは親切ですね。
目に見づらいところとしては正規のOSがインストールされているか、ビジネスパソコンにグラフィックボードを追加しただけでないかどうかを調べたいとことろです。前者はショップの評判・口コミから判断する必要があります。後者はビジネスブランドのスリムタワーケースだとその疑いが強くなります。また、電源ユニットが300W以下だと要注意です。最低基準は350W以上、できれば500W以上が好ましいです。もっとも電源ユニットについて記載しているショップは少ないです。ゲーミングブランドのモデルであれば過度な心配は不要です。
保証
品質に問題がなさそうであれば保証を確認しましょう。製品ページに記載があるはずです。1ヵ月前後の保証が付帯されていることが多いと思います。中には3か月の保証サービスを提供しているショップもあります。なお、追加費用を支払うことで延長保証に加入できることもあります。ただし、価格の安さが魅力の中古ゲーミングPCで価格が上がってしまうと本末転倒です。バランスを考えて選択してください。とりあえず1ヵ月の保証があれば安心です。
サポート
サポートもチェックしておくべきポイントです。ホームページを見れば問い合わせ方法・サポート時間が記載されていると思います。メールや問い合わせフォームだけのサポートだと利便性に劣ります。電話・LINEなどの手段が用意されているとなおよしです。
不安があれば購入前に相談してみてもよいでしょう。真摯に対応してもらえればそれだけで安心して購入できるはずです。傷・汚れ・タバコの匂いなどの状態について事前に確認すればよいと思います。特定タイトルに適正について確認するのも一つの手です。
ECサイトの使いやすさ
オンラインで購入するならECサイトの使いやすさも考慮しましょう。無数のバナーで見づらくなっているサイトも多いですね。ユーザービリティを考えたサイト設計が求められます。欲しい情報はすぐに探せるサイトになっているかを確認しましょう。商品ページの見やすさも確認しましょう。もっとも気に入らないとなればそのサイトを再訪問することはないでしょう。
在庫数
豊富な在庫があるかどうか確認しましょう。製品一覧を確認すればどのぐらいの在庫があるのかを判断できます。いくらショップの評価がよくても在庫が少なく欲しい製品がないと意味がありません。中古ゲーミングPCなら最低10個ぐらいは欲しいですね。大手BTOメーカーだと100を超えることもあります。
決済手段
決済手段が豊富なこともそのショップを選ぶかどうかの基準になるのではないかと思います。銀行振込以外にも、クレジットカード・コンビニ決済・ショッピングローン・ペイディ・スマホ決済・PayPal・Amazon Payなどが用意されているといいですね。決済手段の多様化によってショップが対応する決済の種類も増えました。
納期・配送料
納期や配送料も確認しておきましょう。基本的に納期は短い方がいいはずです。最短当日出荷に対応しているショップもあります。配送料については無料でも本体自体が高く設定されている場合もありますので、トータル費用で考えてください。