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グラフィックボード性能比較表【2024年版】

主要なグラフィックボードの性能比較表を作成しました。NVIDIA・AMD・Intelのグラフィックボードを網羅しています。性能は3DMARKの定番ベンチマークソフトであるTimeSpyのスコアを参考としました。グラフィックス処理性能(ゲーム性能)を測る上で有用です。

その他各モデルのGPUメモリ容量・TDP・国内販売価格(赤文字は中古価格)・発売日も掲載しています。 テーブルのコンテンツについては適宜見直しを行なっていくつもりです。こういった情報があると便利では?といったご意見・ご要望がありましたらお気兼ねなくお問い合わせくださいませ。おすすめモデルは「グラフィックボードの選び方とおすすめモデルを紹介」で解説しています。

デスクトップ向けとラップトップ向けのグラフィックボードを分けて紹介しています。ラップトップ向けモデルについては同じ型番でもデスクトップ向けモデルよりもパフォーマンスが落ちます。また、販売メーカーごとにTDPが異なりパフォーマンスも変わります。詳細は各販売メーカーの指定TDPを参考にしていただければと思います。

グラフィックボード性能比較表(デスクトップ)

グラフィックボード性能比較表(ラップトップ)

グラフィックボードの型番の見方

ここでは各メーカーが販売するグラフィックボードの型番の見方を解説していきます。基本的なポイントを押さえておけば世代が変わってもおおよその性能を推測できるようになると思います。中古のゲーミングPCを探す場合にも役立つでしょう。

NVIDIA

NVIDIAのグラフィックボードの場合、まずは型番がシリーズあるいは世代を意味します。最新世代はGeForce RTX 40シリーズでコードネームはAda Lovelaceです。40に続く数字がグレード(性能)を表します。GeForce GTX 1000シリーズより以前のモデルでは下二桁がグレードを表します。GeForce GTX 1080やGeForce RTX 1050といった具合です。

GeForce RTX 40シリーズのハイエンドは90で一番下は60です。つまり、GeForce RTX 4090が一番上で、GeForce RTX 4060が一番下になります。50番台は一世代前のGeForce RTX 3050 6GBが担っています。このように世代によっては90番台がなかったり、50番台がなかったりします。また、GeForce GTX 16シリーズは例外で60番台(Ti/SUPER含む)のみです。

2025年1月頃にBlackwell世代のGeForce RTX 50シリーズがリリースされる予定です。まずはこれまで通りフラグシップモデルのGeForce RTX 5090やGeForce RTX 5080がリリースとなるでしょう。その後GeForce RTX 5070やGeForce RTX 5060が続くのではないかと思います。当然性能は高くなりますが、価格も高くなるはずです。フラグシップモデルのGeForce RTX 5090は40万円近くになる可能性もあります。

AMD

AMDのグラフィックボードでも型番がシリーズあるいは世代を意味します。最新世代はRadeon RX 7000シリーズでコードネームはRDNA 3.0です。7に続く数字がグレード(性能)を表します。Radeon RX Vegaは64と56のみとなっています。Radeon RX 500より以前のモデルでも5あるいは4に続く数字がグレードを表します。

Radeon RX 7000シリーズを例に取ると、最上位はRadeon RX 7900 XTXで、最下位はRadeon RX 7600です。Radeon RX 6000シリーズでは500番や400番もあります。戦略としてAMDは下位モデルを捨てたように思われます。NVIDIA製グラフィックボードと比べてレイトレーシング・DLSSといった機能が遅れており苦戦しています。

AMDも2025年1月頃に次世代グラフィックボードRadeon RX 8000シリーズの発売を予定しています。フラグシップモデルはRadeon RX 8080 XT(Radeon RX 8800 XT)です。RDNA 4.0アーキテクチャを採用してます。レイトレーシングやFSRなどの機能を強化してNVIDIA製グラフィックボードと真っ向から勝負するようです。

Intel

Intelは世界的なCPUメーカーで後発でグラフィックボード業界に参入しました。Intel Arcシリーズが2022年に発売されています。Intel Aに続く二桁の数字がグレードを表します。ラインナップとしてはA770/A750・A580・A380/A310と続きます。NVIDIAとAMDの牙城が崩せるのか注目が集まります。発売から2年が経過してやや存在感が薄れているように思います。Steam統計ではシェアはわずか7.22%(Steam, 2024)しかありません。BTOパソコンでの搭載モデルもほとんどなくなってしまいました。

2024年12月に次世代のBattlemage世代のグラフィックボード「Intel Arc Bシリーズ」をリリースする予定です。製造プロセスはTSMC N5です。Arc B580とArc B570の2種類です。競合はGeForce RTX 4060やRadeon RX 7600などのミドルクラスとなりそうです。

出典

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