主要なグラフィックボードの性能比較表をまとめました。NVIDIA・AMD・Intelのグラフィックボードを網羅しています。性能は3DMARKの定番ベンチマークソフトであるTimeSpyのスコアを参考としました。グラフィックス処理性能を測る上で有用です。
その他各モデルのGPUメモリ容量・TDP・国内販売価格(赤文字は中古価格)も掲載しています。 テーブルのコンテンツについては適宜見直しを行なっていくつもりです。こういった情報があると便利では?といったご意見・ご要望がありましたらお気兼ねなくお問い合わせくださいませ。
グラフィックボード性能比較表
グラフィックボードの型番の見方
ここでは各メーカーが販売するグラフィックボードの型番の見方を解説していきます。基本的なポイントを押さえておけば世代が変わってもおおよその性能を推測できるようになると思います。中古のゲーミングPCを探す場合にも役立つでしょう。NVIDIA
NVIDIAのグラフィックボードの場合、まずは型番がシリーズあるいは世代を意味します。最新世代はGeForce RTX 40シリーズでコードネームはAda Lovelaceです。40に続く数字がグレード(性能)を表します。GeForce GTX 1000シリーズより以前のモデルでは下二桁がグレードを表します。GeForce GTX 1080やGeForce RTX 1050といった具合です。
GeForce RTX 40シリーズのハイエンドは90で一番下は60です。つまり、GeForce RTX 4090が一番上で、GeForce RTX 4060が一番下になります。世代によっては90番台がなかったり、50番台がなかったりします。また、GeForce GTX 16シリーズは例外で60番台(Ti/SUPER含む)のみです。
AMD
AMDのグラフィックボードでも型番がシリーズあるいは世代を意味します。最新世代はRadeon RX 7000シリーズでコードネームはRDNA 3.0です。7に続く数字がグレード(性能)を表します。Radeon RX Vegaは64と56のみとなっています。Radeon RX 500より以前のモデルでも5あるいは4に続く数字がグレードを表します。
Radeon RX 7000シリーズを例に取ると、最上位はRadeon RX 7900 XTXで、最下位はRadeon RX 7600です。Radeon RX 6000シリーズでは500番や400番もあります。戦略としてAMDは下位モデルを捨てたように思われます。
Intel
Intelは世界的なCPUメーカーで後発でグラフィックボード業界に参入しました。Intel Arcシリーズが2022年に発売されています。Intel Aに続く二桁の数字がグレードを表します。ラインナップとしてはA770/A750・A580・A380/A310と続きます。発売から2年が経過してやや存在感が薄れているように思います。NVIDIAとAMDの牙城が崩せるのか注目が集まります。