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Core i7-7700の性能レビュー

Core i7-7700の性能レビューを行いました。Intel第7世代の上位モデルで2017年1月に発売されたCPUです。4コア8スレッドとスペックはそこまで高くありません。現行モデルならCore i5でも10コア16スレッドとなっています。どの程度の性能を持っているのか詳しく検証していきます。合わせて「CPU性能比較表」も参考にしてくださいね。

Core i7-7700のスペック

項目 i7-7700 i7-7700K i7-6700
コードネーム Kaby Lake Kaby Lake Skylake
プロセス 14nm+ 14nm 14nm
CPUコア数 4 4 4
スレッド数 8 8 8
定格クロック 3.6GHz 4.2GHz 3.4GHz
最大クロック 4.2GHz 4.5GHz 4.0GHz
L3キャッシュ 8MB 8MB 8MB
対応メモリ DDR4-2400 DDR4-2400 DDR4-2133
内蔵GPU HD 630 HD 630 HD 530
最大動的周波数 1.15 GHz 1.15 GHz 1.15 GHz
PCI-Express Gen 3, 16 Lanes Gen 3, 16 Lanes Gen 3, 16 Lanes
対応ソケット LGA1151 LGA1151 LGA1151
TDP 65W 91W 65W
MSRP 303 339 303
中古価格 11,980円 14,980円 8,980円
発売日 2017/1/3 2017/1/3 2015/7/1

Core i7-7700はKaby Lake世代のCPUで2017年1月3日に発売されました。基本的にはCore i7-6700のアーキテクチャを踏襲したものですが、プロセスが14nm+へと改良されています。省電力性の向上が図られています。CPUコア・スレッド数は4コア8スレッドとCore i7-6700と共通です。

定格クロックが200MHz高く、最大クロックも200MHz高いです。L3キャッシュ容量は8MBと変わりありません。メモリコントローラーがDDR4-2133からDDR4-2400へと高速化されています。内蔵GPUもHD 530からHD 630へと型番が100増えました。ただし、そこまで大幅に性能が向上しているわけではありません。グラフィックス最大動的周波数も同じです。PCI-ExpressはGen 3, 16 Lanesを維持しています。

対応ソケットはLGA1151と互換性があります。TDPは65Wが維持されています。MSRPは$303です。中古価格だと3,000円程度の差があります。世代が新しい分だけ価格が残っているイメージで良いと思います。

倍率ロックフリーであるCore i7-7700Kのスペックも簡単に見ておきます。定格クロックが600MHz高く、最大クロックも300MHz高いです。AVX Offset Ratio設定ができます。AVX命令実行時のクロック比を個別に設定することでアプリケーションの実行パフォーマンスを高められます。クロック周波数の引き上げもあってTDPは65W→91Wへと26W引き上げられています。MSRPの差は$36です。中古価格では3,000円の差があります。

Core i7-7700の写真

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Core i7-7700の文字が刻印されています。3.60GHzはベースクロックです。

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裏面は上記の通りです。

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現行のCore i7-14700Fと比べてみました。Core i7-14700Fが長方形に対してCore i7-7700は正方形となっています。やや小さいですね。

i7-7700ni7-14700F2

裏面を比較しています。

Core i7-7700に関する考察

やや古さがあるが性能はまずまず

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Core i7-7700のPassMarkスコアは8,657です。Core i7-6700K・Core i3-10100・Core i3-10105などのモデルと近い性能を有しています。Intel第10世代のCore i3シリーズ相当の性能を持っているので、ゲームプレイにおいて最低限必要な性能を持っていると言えます。

従来モデルのCore i7-6700よりも7%程度スコアが高いです。アーキテクチャはそのままにマイナーアップデートだけであることを考えればそこまで性能が伸びないことは想定できますね。2世代前のCore i7-4790と比べると20%近くパフォーマンスが向上しています。上位モデルであるCore i7-7700Kとのスコア差は8%です。

現行モデルと比べるとスペックは見劣りする

発売当時こそトップクラスの性能を持つCPUでしたが、すでに7世代後のIntel第14世代Core iシリーズが登場しています。Intel第12世代Core iシリーズ以降Core i7シリーズでは2つのコアを組み合わせたハイブリッドコアアーキテクチャを採用していてスペックが高くなりました。Core i7-7700が4コア8スレッドに対してCore i7-14700は20コア28スレッドと明らかな差があります。下位グレードのCore i5-14400でも10コア16スレッドというスペックを持っています。アーキテクチャの進化も性能差は大きいです。それでもロークラスのグラフィックボードとの組み合わせならCore i7-7700でも問題はないでしょう。価格を抑えられるというのも大きなメリットです。

中古ゲーミングPCで人気がある

Core i7-7700は中古ゲーミングPC市場で人気のあるCPUです。中古相場は12,000円程度と価格が安くなったことが人気の秘密です。最新世代のCore i7-14700だと価格は60,000円を超えます。当然性能は劣りますが、Pascal世代やTuring世代の50番台のグラフィックボードとの組み合わせならCPU性能がボトルネックとなる心配は不要でしょう。当ショップでもCore i7-7700を搭載したゲーミングPCはラインナップが豊富です。特にGeForce GTX 1060との組み合わせが人気です。バランスがよくGeForce GTX 1060 6GB/3GBの性能を引き出しやすいです。Core i5-7500搭載モデルよりもワンランク性能が上がります。

Core i7-7700のベンチマーク検証【一般】

Cinebench R23

i7-7700-cinebenchr23

CPUのレンダリング性能を見ていきましょう。Core i7-7700のマルチコアスコアは5,369ptで、シングルコアスコアは1,104ptです。シングルコアスコアはCore i7-6700Kと同等です。下位モデルのCore i5-7500と比べるとマルチコアスコアが52%高く、シングルコアスコアも18%高いです。3世代後のCore i3シリーズであるCore i3-10100と同等のスコアということになります。エントリークラス相当のCPU性能はあると言えるでしょう。

PCMARK 10

i7-7700-pcmark10

Core i7-7700を搭載したモデルでのベンチマーク結果に印をつけています。GPUが揃っているモデルで比較するとGeForce GTX 1060 3GB搭載モデルが良いでしょう。Core i5-7500搭載モデルよりも8%程度スコアが高いです。Productivity(ワープロソフト・表計算ソフト)ではCore i7-7700搭載モデルの方が少しだけスコアが低いですが、Essentialsでは18%もスコアが高いです。Essentialsはアプリケーションの起動速度・WEBブラウジングでの処理性能・ビデオ会議での処理性能を想定しています。CPU性能が高いと一般的なPC作業でも有利になることがわかります。

Core i7-7700のベンチマーク検証【ゲーム】

Fire Strike

i7-7700-firestrike

Fire Strikeでのスコアは6,721~10,743です。グラフィックボードによって大きくスコアが変わります。Core i7-7700×GeForce GTX 1060 3GBとCore i5-7500×GeForce GTX 1060 3GBのスコアは差は8%弱です。CPUだけで8%変わると考えると驚くかもしれません。負荷の軽いタイトルではCPUの差が出やすくなります。

Time Spy

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Time Spyのスコアは2,494~4,145となっています。GeForce GTX 1060 6GB搭載モデルとGeForce GTX 1050 Ti搭載モデルで40%程度の性能差があります。CPUによる差を見るとGeForce GTX 1060 3GB搭載モデルが参考になります。スコア差は5%強とFire Strikeほどの差はありません。

FF14

i7-7700-ff14

FF14ではCore i7-7700搭載モデルとCore i5-7500搭載モデルで5%-8%程度の差があります。グラフィックス負荷の軽い標準品質でその差が最も大きくなります。

Cyberpunk 2077

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Cyberpunk 2077はグラフィックス負荷の高いタイトルのためCPUによる性能差が小さいです。Core i7-7700搭載モデルとCore i5-7500搭載モデルでほとんどフレームレートが同じです。こういったタイトルではCPUよりもグラフィックボードの性能を重視するのが良いと思います。

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