ゲーミングPCの置き場所について解説していきます。一般的なパソコンよりもケースが大きく、どこに置けばいいのか悩んでしまうユーザーも多いでしょう。パソコンショップの店員として、ゲーミングPCの置き場所は机の下がベストだと考えます。床に直置きでも問題ありませんが、埃対策としてPCスタンドなどで少し浮かせるとより安心です。
例外として机の上やラックに置く選択肢もあります。デザイン性の高いモデルなら机の上に設置するのも魅力的です。設置場所は本体サイズ・デザイン・デスク環境で決まります。まずは各置き場所の特徴を比較表で確認してから、押さえるべきポイントを見ていきましょう。
ゲーミングPCの置き場所比較表
| 机の下 | 机の上 | ラック収納 | |
|---|---|---|---|
| 安定性 | ◎ | ○ | ◎ |
| エアフロー | ○ | ◎ | ○ |
| メンテナンス性 | ○ | ◎ | △ |
| 埃の溜まりにくさ | △ | ◎ | ○ |
| 必要なスペース・コスト | ◎ | △ (大型デスクが必要) |
△ (ラック購入費) |
総合的にバランスが良いのは机の下です。埃だけが弱点ですが、定期的な掃除とスタンドの活用でカバーできます。
ゲーミングPCの置き場所で押さえるべきポイント
設置の安定性
安定した平らな場所にゲーミングPCを設置しましょう。少し身体が当たっただけで本体が動いてしまったり、落下してしまったりする場所は避けるべきです。日本は地震が多く、ゲーミングPCは本体重量も重いため転倒・落下は大きな被害につながります。机の下であればそこまで心配はいりません。机の上に設置する場合は端に置かず、耐震ジェルマットや固定ベルトを併用すると安心です。
エアフロー(風の通り道)
風が通る場所への設置が好ましいです。ゲーミングPCは高性能なCPUやグラフィックボードを搭載しているため発熱量が大きく、しっかりと排熱できる環境が必要です。目安として背面と側面は壁から10cm〜15cm離しましょう。パソコンの横に棚や荷物を置いて吸気口・排気口を塞ぐのはNGです。排熱がうまくできないと内部に熱がこもり、パフォーマンス低下や最悪の場合故障につながります。
メンテナンスのしやすさ
メンテナンスが行いやすいように、ゲーミングPCの周辺にスペースを確保しておきましょう。必要なときにサイドパネルを外してメモリやストレージの交換がさっと行えると便利です。観音開きタイプなどケースによってはかなりのスペースが必要になることもあるので、事前に確認しておきましょう。内部の埃掃除は3ヶ月に1回程度が目安です。
使い勝手のよさ
電源ボタンの押しやすさ、USBポートへのアクセス、ケーブルの取り回しやすさも考えておきましょう。使い勝手の面では机の上が有利です。また、モニターやキーボードから離れた場所に置く場合は、映像ケーブルやUSBケーブルの長さが足りるかを事前に確認してください。ケーブルの引き回しが長くなると配線も煩雑になります。
ゲーミングPCの置き場所は机の下がベスト

ゲーミングPCの置き場所で最もおすすめなのは机の下です。安定性・エアフローの2つのポイントをクリアしやすいです。冷たい空気は低い位置に溜まるため、熱を持ちやすいゲーミングPCにとって理想的です。ミニタワーでも本体は大きく、ミドルタワー以上になると机の上に置くのは現実的ではありません。結果的にほとんどのゲーマーが机の下に置いています。私自身も机の下に設置していて不満を感じたことはありません。
床置きの弱点は埃です。床付近は埃が舞いやすく、吸気口から吸い込んでしまいます。高さ10cmほどのPCスタンドやキャスター付きの台に載せると、埃の吸い込みを減らせるうえ掃除の際の移動も楽になります。特にカーペットやラグの上への直置きは、底面の吸気を塞ぎ埃も吸いやすいため必ず台を挟みましょう。また、チェアのキャスターが本体に当たることがあるため、画像のように足元から少し離れた場所に置くのがおすすめです。
その他例外的な置き場所まとめ
机の下以外の置き場所について例外としてまとめました。
机の上

デザイン性の高いゲーミングPCなら机の上に設置するのもおすすめです。オシャレな魅せるゲーミングPCはやはり目のつくところに置きたいですよね。配信者の方は机の上に置いているケースが多いです。安定性さえ確保できれば机の上に置くこと自体に問題はありません。電源が押しやすい、埃が溜まりづらい、エアフローを確保しやすいとメリットも多いです。L字デスクを使っている方であればデッドスペースをうまく活用できます。
デメリットは机のスペースを圧迫することです。作業領域を確保するなら、L字型デスクや幅180cm×奥行き60cmクラスの大型デスクを用意しましょう。キューブ型の小型ゲーミングPCなら比較的設置しやすいです。マウス・キーボード・モニターなどの配線が目立ちやすい点、ファンの稼働音が耳に近くなる点も理解しておきましょう。なお、本体を持ち上げる際は腰を痛めないよう注意してください。
ラック収納
パソコン用ラックにゲーミングPCを収める方法もあります。最近はゲーミングPC用のラックも販売されているので導入しやすくなりました。足元に直接置くよりも埃対策になり、キャスター付きなら本体の移動も容易です。デメリットはメンテナンスの際にラックから出す手間とラックの購入コストです。ただし一度購入すれば長く使い続けられます。選ぶ際は吸気口・排気口を塞がないオープンタイプを選びましょう。
ゲーミングPCの設置を避けるべき場所
置き場所を選ぶ際は、以下の場所を避けてください。
- 直射日光の当たる窓際:本体の温度上昇や樹脂パーツの劣化につながります
- 加湿器の近く:内部に湿気が入り、結露や腐食の原因になります
- カーペット・ラグの上への直置き:吸気を塞ぎ、埃も吸い込みやすくなります
- 吸気口・排気口が塞がる密閉空間:扉付きの棚の中などは熱がこもります
- 通路や足が当たる場所:転倒・破損のリスクがあります
ゲーミングPCの置き場所に関するよくある質問
床への直置きは埃が心配です
フローリングへの直置き自体は問題ありませんが、床付近は埃が多いのも事実です。高さ10cmほどのPCスタンドに載せるだけで埃の吸い込みを大きく減らせます。3ヶ月に1回程度、エアダスターなどで内部の埃を掃除すればより安心です。
壁からどれくらい離せばいいですか?
背面・側面ともに10cm〜15cmが目安です。特に背面は排気口があるモデルが多いため、壁にぴったり付けるのは避けましょう。
地震対策はどうすればいいですか?
机の上に置く場合は耐震ジェルマットの使用がおすすめです。机の下に置く場合も、落下物が当たらない位置を選び、本体の周囲に倒れやすい物を置かないようにしましょう。
ゲーミングPCの置き場所がないならノートがおすすめ

どうしてもゲーミングPCの置き場所が見つからないのであればゲーミングノートPCが候補に入ります。ゲーミングPCは通常のパソコンよりも本体が大きく、置き場所に悩んでいる方も多いです。ゲーミングノートPCならそこまで置き場所を気にする必要はありません。ただし、ゲーミングノートPCならではのデメリットを理解しておく必要があります。
まとめ
ゲーミングPCの置き場所は机の下がベストです。安定性とエアフローを確保しやすく、ほとんどのゲーマーがこの配置を選んでいます。埃対策としてPCスタンドで少し浮かせ、壁から10cm〜15cm離して設置しましょう。デザイン性の高いモデルなら机の上、埃や移動のしやすさを重視するならラック収納も選択肢になります。どうしても置き場所がない場合はゲーミングノートPCを検討してみてください。