Apex Legendsにおすすめの中古ゲーミングPC及び推奨スペックを解説していきます。家庭用ゲーム機器からゲーミングPCへの切り替えを検討中の方はぜひ参考にしてください。
Apex Legendsにおすすめの中古ゲーミングPC
比較的低価格帯のゲーミングPCでも対応可能です。「LEVEL∞ Core i7-7700×GTX 1060 3GB【Bランク】」はWindows 11をサポートしていませんが、性能的には不足はありません。「LEVEL∞ Core i5-8400×GeForce GTX 1060 3GB【Bランク】」は29,980円と格安ゲーミングPCとなっています。メモリが8GBと控えめなので16GBへのアップグレードがおすすめです。GeForce GTX 1650 SUPERやGeForce GTX 1660 Tiを搭載したモデルになるとさらに余裕が生まれます。
Apex Legends動作環境
動作環境
必要動作環境 | 推奨スペック / 60fps | |
---|---|---|
OS | 64ビット版Windows 10 | 64ビット版Windows 10 |
CPU | Intel Core i3-6300 / AMD FX-4350 | Intel i5 3570Kおよび同等のプロセッサ |
グラフィックボード | NVIDIA GTX 950 | Nvidia GeForce GTX 970 |
メモリ | 6GB | 8GB |
公式に発表されているApex Legendsの動作環境についてまとめています。公式サイト上に「滑らかな60fpsのフレームレートで最高のプレイ体験を楽しむためには推奨動作環境を用意する必要があります。」と記載があります。必ず推奨環境を満たしたゲーミングPCを購入しましょう。
注意点としては最高のプレイ体験にも個人差があり私が実際にApex Legendsをプレイした感覚では、推奨環境を満たしていても満足できるとは限りません。意外と負荷を感じてフレームレートが安定しにくいと思いました。必要動作環境はあくまでもゲームを起動させるために必要な最低限の環境です。推奨環境ピッタリにしてもカクつかない程度で、60fpsで安定したゲームプレイが可能とはなりません。
Apex Legendsはゲームジャンル的に、PCでプレイする場合はスペックが勝敗に影響を与えます。公式の要求スペックはあまり参考にせず、余裕のある性能を選択することをおすすめします。カクカクするような状態では、Apex Legendsでは格好の的になってしまうでしょう。
余裕を持った性能といっても、極端に高性能なパソコンが必要というほどではありません。現行で言えばミドルクラス程度、2~3世代前ならハイクラス程度の性能があれば問題ないでしょう。ゲームの性質上、少しの妥協は必ずストレスにつながります。
公式の要求スペックは、グラフィックボードの必要環境がGeForce GTX 950で、推奨環境がGeForce GTX 970となっています。これら2製品の性能差は、今となってはそれほど大きくありません。つまり、必要環境と推奨環境の差が小さいです。これが何を表しているかというと、設定を調整しても負荷があまり変わらないということです。
Apex Legendsの公式要求スペックから紐解くと、推奨環境を最低ラインに考える方が現実的です。あえてGeForce GTX 950を選択するメリットはありません。ゲーム性からしても、負荷がかかりやすいゲームです。要求スペックをそのまま鵜呑みにすると快適なゲームプレイは実現しません。
オンラインゲームは大型アップデートなどで要求スペックが変わってきます。Apex Legendsもそろそろ変更されるのではないかと思います。それを見越して公式の推奨環境よりも高い性能を選択することをおすすめします。
中古ゲーミングPCの狙い目となる性能
最低限 | 理想的 | |
---|---|---|
CPU | Core i5-9400以上 | Core i5-10400以上 |
グラフィックボード | GTX 1060 3GB以上 | GTX 1070以上 |
メモリ | 8GB | 16GB |
中古ゲーミングPCでApex Legendsをプレイするなら、これくらいの性能が必要となります。最低限のCore i5-9400とGeForce GTX 1060 3GBの組み合わせは、現在の推奨環境に合わせたスペックです。今後公式の要求スペックが底上げされた際に、最低限の性能をクリアできることも想定しています。
中古ゲーミングPCの狙い目は60fpsを基準に設定しています。最高設定・100fps以上のような環境では、さらに高い性能が求められます。狙い目となる性能だけを参考にしても、マスター以上を目指すのは困難です。あくまでも公式の要求スペックに対して、中古ゲーミングPCで選ぶならこの基準になるというものです。
注意点として、公式の要求スペックはApex Legendsの動作に関する部分のみです。Windows 11の必要要件などは一切考慮されていません。それはOSにWindows 10 64bitと記載されていることからもわかります。中古ゲーミングPCの狙い目となる性能は、Windows 11の必要要件を満たし、Apex Legendsを快適にプレイできる性能に照準を合わせています。
CPUの性能が公式の要求スペックよりも高めなのは、OSのシステム要件を考慮しているからです。そのため、システム要件をクリアできて、かつ少し余裕のあるCore i5-9400とCore i5-10400以上を指定しています。CPUの性能はApex Legendsではそれほど重要ではないと考えられがちですが、実際には搭載しているグラフィックボードによります。
グラフィックボードの性能が高ければCPUの性能も高めがよく、グラフィックボードの性能が控えめならCPUの性能もそれほど必要ありません。これはCPUがボトルネックになるのを避けるためです。いかに強力なグラフィックボードを搭載していても、CPU性能が著しく低いとフレームレートは思ったより伸びません。
安定したゲームプレイのためには、CPU性能も重要になります。理想としてはグラフィックボードの性能に対してアンバランスにならない釣り合ったものがよいです。ただ、どのCPUを選べばよいかわからないかもしれません。そのときはCPUとグラフィックボードのバランスを参考にしてください。
Apex Legendsを快適にプレイするために
性能は戦績に直結する
Apex Legendsはバトルロイヤルのゲームの中でも、スピード感のある展開で人気を博しています。単調になりにくい戦闘は、ゲーム性をより深くしていると同時に、プレイヤースキルが求められるものとなっています。個性的なスキルを持ったキャラクター(レジェンド)を自在に操作するには、相応のプレイヤースキルと同時にパソコンのスペックも重要になります。 スピード感のある戦闘はパソコンに負荷がかかりやすく、性能が不足するとラグが生じます。
僅かな遅延ですが、目の前の敵を見失うには十分なもので、それだけで不利な状況を生み出してしまいます。ラグが生じるのは負荷がかかる場面です。場合によっては被弾した瞬間に一瞬固まることもあります。そうなると一方的に攻撃を受けることになります。 プレイヤースキルがあっても、性能が不足しているとそれだけで勝率が下がります。性能が不足している環境で、一定の成績を収めている方は、性能をアップさせることでさらに高い戦果を得られるはずです。快適にプレイできるだけでなく、戦いに勝ちやすくするためには性能が必要です。
設定は標準より下げる方がよい
Apex Legendsは画質やグラフィックの質を求めるよりも、スムーズな描写を優先する方がいいでしょう。設定を下げて負荷を軽くすることで、フレームレートを安定させやすくなります。グラフィックの質を上げても、視認性がよくなるとは限りません。草木がリアルになることで、視界を遮ってしまうこともあります。 設定を下げ、グラフィックの質を下げることで視認性はよくなることがあります。負荷を下げつつゲームの進行を有利にできるので、設定は下げた方がいいでしょう。
ただし、Apex Legendsでは設定を上げた方が見やすい方もいらっしゃいます。細かな調整で自分に合う設定を見つけてみましょう。 ゲームジャンルによっては、グラフィックの質を下げることがマイナスになることもあります。Apex Legendsのような激しい戦闘がスピーディーに展開されるゲームでは、設定を下げて安定させる方がプラスに働きます。勝敗を競う以上、少しでも有利に、そして優位に進められる手段を取る方が戦果もついてくるはずです。
家庭用ゲーム機との比較
Apex Legendsはパソコン(Windows)だけではなく、様々な家庭用ゲーム機にも対応しています。それぞれよいところも悪いところもあります。自分にはどの機種が適しているのか、それを確認する意味でも特徴を理解しておく方がいいでしょう。
パソコンは選択肢が多く難易度が高い
Apex Legendsをパソコンでプレイするには、ゲーミングPCが必要となります。家庭用ゲーム機と違って、スペックが統一されているわけではありません。用途や環境に合った必要な性能を持ったパソコンを使用しなければなりません。パソコンに詳しい方ならどの程度の性能が必要なのか分かるかもしれません。
そうでない方にとっては未知な領域で、どのパソコンを選べばいいかわからないという事態になるでしょう。 Apex Legendsをプレイできる性能があっても、性能によってはフレームレートが30fpsしか出せないこともあります。60fpsが標準と言われていますので、最低限を60fpsと考える方は多いです。配信者や上位プレイヤーの方は240fpsという大変高い数値を出しています。
240fpsは中古パソコンであっても20万円近くになってしまうでしょう。画質の設定は変更できるので、60fpsを出せるパソコンなら家庭用ゲーム機よりも安く購入できます。環境によって価格が大きく振れるのが悩みのタネです。好みの性能を選べるということは、選ばなければならないということでもあります。自分が必要とする性能に合わせて価格が変化するというのは、メリットでもありデメリットでもあります。
PlayStationはApex Legendsのための購入には向かない
PlayStation 4と5は高い性能から、Apex Legendsを快適にプレイできる環境を整えられます。価格もそれほど高くないので、候補に考える方は多いのではないでしょうか。ただ、Apex Legendsのためだけに購入するのはあまりおすすめできません。PlayStationはあくまでも家庭用ゲーム機です。遊びたいゲームが他にないなら、パソコンを選ぶ方が汎用性も将来性も高いです。
性能の高さで注目を集めるPlayStation 5は120fpsに対応しています。2024年にはApex Legendsも待望の120fpsに対応しました。待つこと2年以上、このまま放置されるのかと思いきや120fpsが実現しました。これまでPlayStation 5は60fpsでしかプレイできなかったのでおすすめしていませんでした。しかし、120fpsでプレイできるなら選択するメリットがあります。ただ、PlayStation 5でプレイしたいゲームがなければ、パソコンの代用とするには適していません。
PlayStation 4は性能的に60fpsを出すことができません。部分的に出せたとしても、戦闘中は40fps程度にまで下がってしまいます。PlayStation 4を選択するならPlayStation 5の方がよいでしょう。Apex LegendsをプレイするためにPlayStationを選択するのは最善とは言えません。それなら中古パソコンを購入した方が快適にApex Legendsをプレイできるでしょう。
Nintendo Switchは安いが性能が低い
Nintendo Switchは本体価格が安く、Nintendo Switch Liteであれば22,980円から選べます。中古ゲーミングPCの半額以下です。人気のゲームも多く、カジュアルにゲームを楽しむならNintendo Switchがおすすめです。携帯性も高く、インターネット環境があればどこでもプレイできます。
懸念点はフレームレートの上限が30fpsで、画質もよくないことが挙げられます。Apex Legendsのスピード感あふれる戦闘では、性能の低さがデメリットになります。60fpsを体験した後では、30fpsに戻ることは難しいと言われるほどです。激しい視点移動のないゲームではそれほどマイナスにはなりません。しかし、Apex Legendsでは確実にマイナスです。画質の悪さは視認性にも繋がります。
画質のよい環境と比べると、見落としやすくなります。 性能と視認性が低いことはミスにつながります。プレイヤー対プレイヤーのPvPでは、一つのミスで敗北を喫します。Apex Legendsをやりこむには適した機種とは言えません。どういったゲームなのか体験するには十分という程度です。Nintendo Switchは多くの方が所持しています。まずはプレイしてみて、面白いと感じたら別機種への移行を検討するのがよさそうです。
Xboxは現在所持しているならあり
Xboxには、性能の高い据え置き機のX、携帯性に優れるSの2種類があります。どちらも60fpsを出力できると言われていますが、Xbox Series Sはやや性能が不足しているように感じます。PlayStationやNintendo Switchと比べて、プレイできるゲームがPC寄りのことも特徴です。
そのため、パソコンと大きな違いを感じにくい部分があります。 パソコンと違って選択肢がないので迷うことはありません。それだけが現時点でのXboxの利点です。すでに所持しているなら、XboxでApex Legendsをプレイすることは問題ではありません。購入を検討しているなら、中古のゲーミングPCも検討してみてはいかがでしょうか。
Apex Legendsの特徴
2019年登場の人気タイトル
Apex Legends(エーペックス レジェンズ)は2019年2月5日にサービスが開始された、基本無料のバトルロイヤルオンラインゲームです。PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS、現PUBG: BATTLEGROUNDS)がバトルロイヤルオンラインゲームの人気に火をつけ、様々なバトルロイヤルオンラインゲームに影響を与えました。Apex Legendsも影響を受けたゲームの一つですが、PUBGとは全く異なるスピード感のある戦闘で国内人気を高めました。ただ、サービス開始当初は不具合が多発し、あまり高い評価を得ていませんでした。
ところが家庭用ゲーム機Nintendo Switchでプレイできるようになった2021年に爆発的にプレイヤーを増やし、一気に人気オンラインゲームにのし上がりました。2022年にはPlayStation、Xboxでもプレイ可能となり、人気家庭用ゲーム機全てでプレイできるようになりました。 基本無料のオンラインゲームは、PCゲームとして認識していました。それが誰でもプレイできる環境になったことで、広く知れ渡り、ゲーマーなら1度はプレイしたことがあるようなゲームになりました。現在はサービス終了したスマートフォン向けのApex Legendsも展開されるまでになりました。世界に向けたゲームということで、LGBTQに配慮したキャラクターやノンバイナリーのキャラクターも存在します。加えて、ルッキズム(外見至上主義)につながる美形のキャラクターは排除されているのも特徴と言えるでしょう。
スキルや特性を活かしたスピーディーな展開
Apex Legendsは他のゲームにはないスピード感あふれる戦闘が魅力です。3人でチームを組み、20組の中から1位を決めるバトルロイヤルになります。キャラクターは火力を担う「アサルト」、機動力が武器の「スカーミッシャー」、索敵スキルを持つ「リコン」、味方を補助する「サポート」、ポジションを保つ「コントローラー」の5つに分類されます。 それぞれのキャラクターは、分類される特性に合ったスキルを持っています。使い所のないように見えるスキルでも、ハマれば敵を圧倒できるものばかりです。
有利な場面を作りリードを奪うことも、絶体絶命のピンチを覆すこともできるかもしれません。戦闘はとても高速に展開されます。数秒後には立場が逆転したり、決着がついたりもするでしょう。 移動や視点移動のスピード感だけではありません。戦闘の展開もスピーディーです。じっくり敵を倒そうとしても、交戦の音を聞きつけた第三者が横槍を入れてきます。
特徴的なのは落下ダメージが存在しないことです。これにより、高所からの急襲やアクロバティックな戦闘が可能となります。平面的な戦いではなく、立体的な戦闘がApex Legendsの魅力です。落下ダメージがないことで、他のバトルロイヤルにはない戦闘システムを活性化させているようにも感じます。
スキルや特性を活かし、持てる力全てで勝利と掴み取ります。そのためには、全てにおいてスピードが求められます。 位置を補足されないように、物資を集めてすぐに行動できるように、敵の裏をかいて意表をつけるように。これらの動作がスムーズに行えるようになる頃には、スピーディーな展開にも慣れてくるはずです。そうなってこそ、Apex Legendsを本当に楽しめるようになるでしょう。
Pingシステムが遊びやすさを増大させている
オンラインゲームには必須とも言えるボイスチャットツールによる連携があります。Apex LegendsにはPingシステムというものがあり、マップ上やフィールド上にピンを刺すことで自分の行く方向や敵の位置を知らせることができます。このシステムにより、ボイスチャットツールを使用しなくてもゲームをプレイしやすい環境となっています。 とてもシンプルなシステムで、他のバトルロイヤルオンラインゲームにも導入されている基本的なものです。Apex Legendsのピンは簡単に刺すことができ、プレイに支障をきたしにくくなっています。ゲームパッドでのプレイ時にも操作の邪魔になりません。これが家庭用ゲーム機での人気にもつながっているのではないかと考えています。
ボイスチャットツールに抵抗を持つ方もいます。それが不特定多数の方とのコミュニケーションとなると、ストレスに感じる方も多いはずです。そのストレスを軽減できるピンシステムは、Apex Legendsのハードルを下げています。操作難易度は高くても、コミュニケーションという部分では、対人戦闘に特化したゲームとは思えないほど簡略化されているように感じます。 ボイスチャットツールの方が便利なのは間違いありません。ゲームに慣れるとボイスチャットツールの使用への抵抗もなくなってくるはずです。最初からボイスチャットツールを使用すると、伝え方がわからなかったり何を言えばいいか分からなかったりするものです。慣れるまでは最低限ピンだけで対応できると考えると、とても優れたシステムと言えるのではないでしょうか。
チームを組まなければならない
多くのバトルロイヤルというジャンルのゲームでは、ソロ・デュオ・クワッドのようにプレイ人数を選べます。最大100人でソロなら自分対99人、デュオなら自分のチーム対49チーム、クワッドなら自分のチーム対24チームという形になります。
Apex Legendsは1組2~3人で固定されます。つまり自分一人でプレイするソロが存在しません。必ずデュオかトリオのチーム構成となります。最大人数は他のバトルロイヤルゲームよりも少なめの60人となっています。つまり、トリオなら全20チーム、デュオなら30チームです。
スピーディーな展開となるApex Legendsでは、総数が少なくても物足りなさを感じません。全員が素早く移動していることがほとんどですぐに誰かと遭遇します。自分一人の力で突破しにくく、必然的にチームの連携が求められます。これが醍醐味でもあり、ハードルを高めている部分でもあります。
一人でプレイすると、他のチームメイトは必ず知らない人になります。ボイスチャットでのコミュニケーションがなければ、移動はカバーできても戦闘では連携が取りにくいです。誰かとコミュニケーションを取りながらゲームをプレイすることが苦手なら、少し苦手意識を持ってしまうかもしれません。
また、Apex LegendsはFPS視点のバトルロイヤルであることから、周囲の安全を一人で確認しにくいものです。味方からの情報で補っていく必要があります。見える範囲の多いTPSと違い、そういった部分の連携も重要です。チームを組むことは気軽にチーム戦ができると同時に、知らない人とコミュニケーションを取らなくてはならないというプレッシャーもあります。Apex Legendsにもソロモードが追加される日は来るのでしょうか。